vol.375 | ドラマの質と視聴率
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Vol.375 http://www.moon-light.ne.jp/
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1952年の今日は、日本テレビ放送網株式会社が設立された日です。
そして日本テレビが放送を開始したのが、約1年後の1953年8月28日。
同年2月1日に放送を開始したNHKには遅れを取ってしまったものの、
民放テレビ局としては日本初の放送局となっています。
現在、フジテレビなど他局が開局50周年特番を企画する中、
日テレは55周年となっていることからも、開局が早かったのがわかりますね。
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演劇ニュース
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■坂田藤十郎が文化勲章を受章
文化功労者には岩谷時子・片山九郎右衛門・吉田簑助など
■僕が元気にヤセた理由
キャラメルボックス加藤昌史のダイエット本
■第22回東京国際映画祭
日本からは辻仁成監督の「ACACIA」が出品
■シネマ歌舞伎第10弾「法界坊」
平成中村座「法界坊」12月末公開
■宮藤官九郎が歌舞伎を作・演出
十二月大歌舞伎で「大江戸りびんぐでっど」上演
■蜷川版「ヘンリー六世」
2010年春に彩の国さいたま芸術劇場で
■LIV MOON「THE PHANTOM OF THE OPERA」
元タカラジェンヌ岡本茜のシンフォニック・メタル・プロジェクト
■アジア舞台芸術祭2009東京
7回目となるアジア舞台芸術祭が7年ぶりに東京で開催
■国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2009
東京ドラマアウォード2009
■ミュージカル映画「フットルース」
ケヴィン・ベーコン主演の映画「フットルース」をミュージカル映画化
■劇団スイセイ・ミュージカル「フットルース」
ブロードウェイ・ミュージカル「フットルース」を上演
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今週の舞台・演劇用語 宝塚歌劇団編
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「池田文庫（いけだぶんこ）」
池田文庫は、大阪府池田市にある演劇専門図書館であり、
正式名称は（財）阪急学園池田文庫といいます。
1949年に阪急・宝塚歌劇団の創始者である小林一三が
地方文化事業創生の夢を描き、その当時住んでいた池田に開館しました。
この池田文庫は、
現在は閉園した宝塚ファミリーランド内にあった宝塚文芸図書館が収集した
宝塚歌劇の上演資料、歌舞伎や演劇に関する資料などを引継ぎ、
さらに独自で宝塚歌劇や阪急電鉄、民俗芸能などの資料を収集したもので、
現在は約22万冊の蔵書があります。
その中でも、宝塚歌劇の雑誌「歌劇」は創刊からすべて揃っていて、
ポスターなどの貴重なものもあるそうです。
宝塚歌劇団の歴史を知るためにも訪れてみると楽しいかもしれませんね。
なお、池田文庫は入場無料ですが、
蔵書の貸出しは行っておらず、館内での閲覧のみとなります。
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■取り上げて欲しい「演劇用語」募集中！
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あとがき
フジテレビのドラマ「不毛地帯」を見始めました。
最近は続けて見ようと思える民放の連続ドラマがなかなか無かったのですが、
「不毛地帯」はあらゆる面でレベルの高い作品に感じられ、
これはちょっと毎週観てみようか、という気にさせられています。
しかし、視聴率は初回14.4％、2話11.1％と今ひとつ。
私にとっては、けっこうおもしろいドラマなのですが、
多くの方にはそうではないということなのでしょうか？
時代がかった社会派ドラマで、かなり大人向けに創られている印象なので、
ずば抜けた高視聴率を取れるとも思いませんでしたが・・・
けれど、作品の評価と視聴率というのはリンクしないことも多いですよね。
思えば、今や人気脚本家となった宮藤官九郎の「池袋ウエストゲートパーク」
「木更津キャッツアイ」もオンエア時の視聴率はそれほどでもなく、
むしろ終了後にドラマの人気も高まった印象で非常に不思議に感じました。
不思議と言えば、近年は若者がテレビを見なくなったと言われますが、
ドラマに関しては、大人向けの作品よりも若者をターゲットにした作品の方が
高い視聴率を取りがちなのも不思議なところです。
作品がおもしろいかどうかというのは、もちろん個人差があると思いますが、
演技や演出、脚本などにおいて質が高いと感じられるドラマが、
あまり視聴率が良くなかったと聞くと、残念だなぁと思ってしまいます。
もちろん、これはドラマに限らず舞台でも映画でも同じなのですが、
丁寧に創り込まれた良質の作品こそ多くの人に観てもらいたいものですし、
そういう作品を創った方々こそ評価されてほしいものですものね。
kantaro
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