2009年9月30日

vol.371 | 芸能ニュースはゴシップばかり

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 

Vol.371                 http://www.moon-light.ne.jp/
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1960年の今日は、ジャイアント馬場とアントニオ猪木が
日本プロレスでデビュー戦を行った日です。

力道山が絶大な人気を誇っていた時代にデビューした猪木と馬場。
しかし、1963年に力道山は刺殺されてしまい、
猪木と馬場はBI砲として日本プロレスの看板を背負うようになっていきます。

その後も、タッグチャンピオンとなるなど一時代を築くBI砲ですが、
1971年、ザ・ファンクス戦を最後にタッグ消滅。
翌年、猪木は新日本プロレス、馬場は全日本プロレスを創設し、
2人は別の道を歩むことになります。


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              演劇ニュース
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ミュージカル「テニスの王子様」公演中止
出演者インフルエンザで福岡公演が

文・堺雅人
堺雅人のエッセー集

劇的3時間SHOW
トークイベント・市川亀治郎など

第21回高松宮殿下記念世界文化賞
戯曲家のトム・ストッパードが受賞

塩田明弘「知識ゼロからのミュージカル入門」
指揮者・塩田明弘のミュージカル本

ストアハウス江古田スタジオ
閉鎖した小劇場が稽古場に・俳優教室も開催

2009/9/27までの1行ニュース

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演劇チケット発売情報


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        今週の舞台・演劇用語  宝塚歌劇団編
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「フィナーレ」&「パレード」

演劇やミュージカルの公演では、演目の上演が終わると、
観客に挨拶をする「カーテンコール」があることがほとんどですが、
宝塚歌劇の公演では、代わりに「フィナーレ」が行われます。

「フィナーレ」は、まずラインダンス(ロケット)から始まります。
緞前でのラインダンスが終わると、幕が上がって大階段が登場。
そして大階段を使い、トップスターや2番手などのショーが行われ、
エトワールが公演の主題歌を歌い「パレード」が始まります。
コスチュームプレイでないパレードの時、生徒は羽を背負い、
手には「シャンシャン」と呼ばれる小道具を持っています。

「パレード」では、主題歌を歌いながら全出演者が大階段を降りるのですが、
このとき、若手は両端を、主要キャストは中央を降りてきます。
ソロがあるのも、多くとも主要キャストの3番手ぐらいからで、
これを見るだけでも厳しい序列があることが窺い知れますね。

そして、娘役トップスターが大階段を降りると一度暗転になり、
最後にトップスターの登場となります。
トップスターは大階段の中央で主題歌を歌い、
階段を降りて銀橋へと進み、主要キャストが並んで挨拶をします。
挨拶が終わると、それぞれが元来た方向に引き返すのですが、
唯一トップスターだけは前へと進んで行きます。
つまり、トップスターだけが銀橋を渡ることができるのです。

そして最後に舞台へと戻り、幕が下りて「フィナーレ」が終了。
一般のミュージカルであるようなアンコールはほぼありませんので、
観客はフィナーレの余韻に浸りながら帰路につくことになります。

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あとがき

私も新聞やテレビの芸能ニュースを一応チェックしているのですが、
そのほとんどがアイドルや芸人のゴシップばかりで食傷気味です。
特に、舞台や映画の宣伝にまで無関係のタレントを起用し、
作品の内容とまったく関係のないタレントの話題で報道されるのは、
どうにかならないものかと思ってしまいます。

しかし最近の映画に至っては、宣伝だけが無為なもので済んでいれば良い方で、
日本版主題歌といって作品と全然マッチしていない日本人の曲が使われたり、
日本語吹き替えにアイドルや芸人が起用されたりと、
作品自体をぶち壊しにしている例も数多く見かけます。

私にも好きな芸人はいますが、それはお笑いをやっているからの話であって、
映画の声優としてや宣伝で見たいとは全く思いませんし、
むしろ芸人が声優を務めている映画は観る気が失せてしまうこともあります。
好きな芸能人が、誰とくっついた、別れたといった話も、
ついつい身を乗り出してしまうこともありますが、
マスコミ中が大騒ぎしているのを見ると、いかがなものかと思うのです。

日本においては、芸能情報を伝えるマスコミ=ゴシップといった状態ですが、
欧米でもゴシップ紙は存在し、世間的な話題になったりするものの、
一方で映画や舞台の作品についてきちんと伝えるメディアも存在します。
日本でも、近年は作品の情報を伝えるネットのメディアも増えてきましたし、
創作した当人達が直接情報を伝えるケースも多くなりましたよね。
結局、日本のマスコミが評価も業績も落としている要因の1つに、
ゴシップばかりを伝える報道姿勢もあるのかもしれませんね。

                               kantaro
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■発行 : 有限会社moon-light

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「vol.371 | 芸能ニュースはゴシップばかり」奥付

  • Posted : 2009年9月30日 15:00
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