2009年6月 3日

vol.354 | 映画の音楽・主題歌はプロモーションの場?

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 

Vol.354                 http://www.moon-light.ne.jp/
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1946年の今日は、第一回の東宝ニューフェイスが行われた日です。

映画俳優を公募したこのオーディションには、
まだ通信網も整っていない時代ながら約4,000名が応募し、
何日にも渡る審査の結果、男性18名、女性32名が合格。
この第一期生には、三船敏郎・久我美子・堺左千夫などが含まれています。


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檀れいが「ゼブラ」降板
代役は星野真理

「百年への道」ライブ中継
宝塚歌劇95周年・雑誌「歌劇」通巻1000号記念のスペシャルイベント

スーザン・ボイル
残念ながら2位でした

第1回 日韓演劇フェスティバル
あうるすぽっとで開催

歌舞伎座株主優待で舞台木片贈呈
歌舞伎座解体後の株主優待として

中川安奈が「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」降板
代役は毬谷友子

寺山修司著作集
戯曲・シナリオなどを含む全5巻

好きな俳優ランキング
6月は「す〜そ」から始まる好きな俳優

演劇チケット発売情報


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             今週の舞台・演劇用語
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「影絵芝居」(かげえしばい)

手指でキツネやカニを作り、壁に映して遊ぶ「手影絵」は
誰もが一度は遊んだことがあるのではないでしょうか。
このように、演じるものに光を当て、
壁やスクリーンに映したり、障子などを透過させて演じる芝居を
「影絵芝居」または「影絵劇」と言います。

光と影を使って行うお芝居には、人が体全体で演じる影芝居もありますが、
世界中で演じられているものの多くは、手指など体の一部だけを使ったり、
影人形、切り抜き絵、指人形など道具を用いるものがほとんどです。
ですから影絵芝居は人形劇であることが多いですし、
また、通常の演劇とは違って映画のようにスクリーンで鑑賞することが
多いため、非常に特殊なジャンルの演劇と言えます。

影絵芝居は、世界中の様々な国や地域ごとに発展しており、
インドネシアの「ワヤン・クリ」、中国の「皮影戯」などは有名ですね。
日本でも、はるか昔から影絵の文化はあったそうですが、
人形浄瑠璃のように広く一般的になったものはなさそうです。
しかし、幻灯を使って映像を動かす「写絵」が寄席や縁日で上演され、
現在でもこの手法による影絵人形劇が生き続けていますし、
お盆には、影絵が使われた回り灯籠(走馬燈)も定番ですよね。
影絵は、世界に誇る日本の文化となったアニメーションにも通じますし、
日本人の芸術心を影ながら支えているものなのかもしれませんね。

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あとがき

物語を観ていて、非常に突っ込みたくなるものの1つに音楽があります。
舞台でも映画でも、その作品の雰囲気や世界観を醸し出すために、
音楽というのは非常に重要な要素を占めていると思うのですが、
それが軽視されているなぁと感じることが、特に邦画において多々あります。
シーンの途中で、場にそぐわない曲が挿入されてきたり、
映画の本編がおもしろく、物語に引き込まれて観ていても
エンディングのスタッフロールでまったく場違いな曲が流れてきて、
一気に現実世界に引き戻されてしまったり。

そして最近は、洋画を観ていてもエンディングに突然日本語の歌が流れてきて、
同じような思いをさせられることがあります。
いわゆる日本版主題歌という、日本でのみ採用された映画の主題歌で、
要はレコード会社とのタイアップなのでしょうけれど・・・

もちろん日本版主題歌でも、きちんと映画を観て曲を当て書きし、
作品にあった良い曲になっている場合もありますし、
日本版主題歌にして、かえって良くなった映画もあると思います。
しかし多くの場合は、映画を撮った監督や音楽のスタッフが、
作品のことを考えて音楽を創ったり、曲を指定したりしているのですよね。
つまり自分たちの作品を第三者にいじられてしまうことになるわけで、
その辺りをいったいどう思うのかな、というところが気になります。

映画もビジネスですから、CDを売るためのプロモーションの場として
使われるのは仕方がないことなのかもしれません。
しかし、せめて作品自体ではなく、
予告編やCMだけで使うわけにはいかないのでしょうか。
だいたい、差し替えられた曲によって映画を壊してしまったら、
その曲にとってもマイナスにしかならないと思うのですが・・・

                               kantaro
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■発行 : 有限会社moon-light

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「vol.354 | 映画の音楽・主題歌はプロモーションの場?」奥付

  • Posted : 2009年6月 3日 15:00
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