vol.350 | 優良放送番組推進会議
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Vol.350 http://www.moon-light.ne.jp/
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1962年の今日は、朝日放送で「てなもんや三度笠」が始まった日です。
藤田まこと・白木みのる・南利明などの出演で、
ドタバタコメディの喜劇を生放送していた「てなもんや三度笠」。
大流行した「あたり前田のクラッカー!」や、財津一郎の「非常にキビシー」
といったギャグも、この番組から生まれたものです。
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演劇ニュース
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■劇団四季 アルデールまたは聖女 トロイ戦争は起こらないだろう DVD
四季DVDDVD第4弾
■I Have Been to Hiroshima Mon Amour
オフ・ブロードウェイで広島プロジェクト上演
■ハゲタカ
高い評価を得たドラマが映画化
■第2回松竹歌舞伎検定
秋に第2回が実施されます
■演劇曼陀羅 唐十郎の世界
2008年冬のテレビ番組がDVD化
■Askビデオ終了
5月26日まで
■「マイ・フェア・レディ」上演1000回達成
大地真央が550回主演
■2009年春・紫綬褒章受章者
坂東三津五郎・杉良太郎・松坂慶子などが受章
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今週の舞台・演劇用語
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「ベニヤ」(veneer)
「ベニヤ」とは、木材を回転させて1mm程に薄くはぎとった単板のことです。
原材料はラワン(lauan)という木材であることが多く、
「ベニヤ」と言って思い浮かべる物は、ラワンベニヤがほとんどです。
このベニヤの木目が交差するように奇数枚重ねて接着させたものが
俗に言う「ベニヤ板」で、日本語で「合板」(ごうはん)、
英語では「プライウッド(plywood)」と言います。
家具や型枠、近年は壁や床など幅広く使われるベニヤの合板は、
安くて入手が簡単な上、釘は打ちやすく、ネジは止まりやすいなど、
非常に利点が多いため、舞台の世界でも大道具の基本となる材料です。
作品ごとに必要な道具が合板で造られる他、平台・張り物・パネルなど、
舞台で使われる多くの一般的な道具も合板で出来ていることが多いのです。
中でも、コンクリートの型枠用の合板で、建築業界で用いられる
「コンパネ」(コンクリート・パネル)(concrete panel)と呼ばれるものは、
舞台の基本的な素材として非常によく用いられます。
コンパネにも何種類かのサイズがありますが、舞台でよく使われるのは
厚さ12mm、900×1800mm(3×6尺=サブロク)のサイズです。
ちなみにコンパネは、様々な素材で造られた複合パネルを表す
「コンポジット・パネル」(composite panel)を省略しても使われます。
「コンポジット」は「複合・合成」という意味なので
コンパネ=合板=ベニヤ板という誤解も生まれていますが、
前述の通り、実際はそれぞれに意味が違っていますのでご注意を。
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■取り上げて欲しい「演劇用語」募集中!
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あとがき
テレビを見ていると、視聴率さえ取れればいいのかなぁと感じてしまう
番組も目につきますが、26社の大企業が「優良放送番組推進会議」という
番組の質を評価する団体を作り、第1回として
報道番組を3,2,1,0マイナスの5段階で評価するアンケートが行われました。
平均点の順位は、1位がテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」、
2位NHK「クローズアップ現代」、3位「週刊こどもニュース」でした。
「WBS」は回答者数・合計点・平均点すべて1位、
つまり多くの人が見ていて、かつ高評価を得ているということですね。
逆で目立つのはテレビ朝日の「報道station」。
回答者数は3位ながら合計点は8位、平均点13位で、視聴者は多いものの、
番組の質が高いと思っている人は少ないということがわかります。
私も23時台にニュースを見る時は迷わずWBSを選びますし、
この調査結果は非常に妥当なんじゃないかな、という感じがします。
ランキングを全体的に見て感じるのは、上位に入っているのは
客観的に事実を伝える、公正で冷静な番組が多いということ。
各局が力を入れている、民放23時台のニュースや
NHK21時のニュースが低評価だったのは、偏向報道が多かったり、
キャスターが尊大だったり、主観が入り過ぎたりしているためですよね。
こんなことは誰もがわかっていると思うのですが、現在の番組の多くは
改善されることなく、むしろ悪化しているようにさえ感じられます。
しかし、せっかくこうした調査が行われるようになったのですから、
これを教訓に、報道姿勢の向上につながってくれることを願いたいですね。
kantaro
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