2009年4月22日

vol.348 | 趣味と娯楽の細分化

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 

Vol.348                 http://www.moon-light.ne.jp/
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1946年の今日は、福岡県の地方紙・フクニチ新聞で
4コマ漫画「サザエさん」の連載が始まった日です。

「サザエさん」と言えば、今ではアニメの印象が強いと思いますが、
最初は地方新聞の連載漫画だったのですね。
1956年には江利チエミ主演の映画が創られて成功を収めると、
後に、江利チエミ主演のまま舞台やテレビドラマにもなっています。

その他にも、これまでに榊原郁恵・星野知子・浅野温子などが
舞台やドラマでサザエ役を演じています。
最近ではグリコのCMで、25年後のカツオやワカメが演じられていますね。


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              演劇ニュース
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第22回キッズ・チョイス・アワード
アメリカで子供達が選ぶ映画や音楽の賞

吉本新喜劇が出演料50円公演
込み込み50円で地方公演を行います

パーフェクト・クライム
22年間ロングランが続いているオフ・ブロードウェイで上演中の作品

歌舞伎グッズ展
三省堂書店有楽町店で20日から

劇場公開映画を同時にネット公開
映画「腐女子彼女。」

シネマ歌舞伎特別篇「牡丹亭」
坂東玉三郎主演の日中合同公演・昆劇

TV出演者の権利を一括処理
テレビ番組のインターネット配信に向けて

演劇チケット発売情報


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シナリオリーグ」に掲載されている戯曲からPickUp!

■「クィーンの身代金」(竹村直久)
低予算・少人数・小劇場で上演可能な一場芝居です。

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             今週の舞台・演劇用語
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「オペラグラス」(opera glasses)

双眼鏡の中でも、観劇用の小型なものを「オペラグラス」と言います。
大きな劇場で俳優の表情などを遠くから見るために使いますね。
文字通り、元々はオペラを鑑賞するために使われた双眼鏡で、
中世ヨーロッパ富裕層で流行して広まったと言われており、
英語でも「opera glasses」で同じ意味を表します。

大劇場で観劇する際、俳優の顔や表情も観たいと思う方は、
席が余程前の方でない限り、オペラグラスは必需品です。
しかし、もし持っていない場合でも
ほとんどの大劇場では、オペラグラスのレンタルを行っています。

レンタルのシステムとしては、
オペラグラスを借りるときに貸出料と保証金を払い、
返却時に保証金が帰ってくるスタイルが一般的です。
だいたい、レンタル料は500円〜1000円、
保証料は3,000〜5,000円といった劇場が多いようです。

観劇に使うオペラグラスは、
3倍ほどの倍率ではちょっと厳しく、7〜10倍は欲しいところです。
持ち運びに便利なコンパクトな物ならば5,000円もあれば購入できますので、
観劇に限らずスポーツ等でも大会場を訪れる機会のある方は、
レンタルを利用するよりも、購入してしまった方が絶対にお得だと思います。

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あとがき

テレビの春の改編も終わり、新番組が出揃いましたね。
TBSでは昼ドラが終わり、フジと並んで夕方にドラマの再放送。
19時からの日テレは生放送の情報バラエティになるなど、
創り込まれた番組が減っていく傾向がますます顕著になっています。

これだけ娯楽も情報も増えてしまった現代社会。
家族みんなでドリフを観ようとか、力道山の活躍に街角テレビで熱狂するとか
そんな時代は二度と来ることはないのだろう思います。
昔なら、情報収集が大変で、語り合う友もいない趣味であれば
少しずつ興味も薄れて行ったのかもしれませんが、今ではネットを通じ、
情報を集めるのも、コミュニケーションを取るのも簡単にできますものね。
今後は、趣味も行動もますます一人一人で違ってくるでしょうし、
その種類もどんどん細分化されていくのではないでしょうか。

以前は20%を超えなければ高視聴率と言われなかったテレビ番組も、
今では20%を超える番組は週に1本あるかどうか。
こうした視聴者の減少、分散はどんどん進んでいくでしょうから、
テレビ局は質の高いコンテンツを配信できるかということが、
生き残るためのカギになってくるのではないでしょうか。
そう考えると、舞台演劇などは優れたコンテンツがたくさんあるのですから、
テレビでももっと積極的に中継すればいいのになぁという気がします。
思えば、ドリフも力道山も、一種のお芝居の生中継なんですよね。

                               kantaro
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■発行 : 有限会社moon-light

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「vol.348 | 趣味と娯楽の細分化」奥付

  • Posted : 2009年4月22日 14:18
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