vol.342 | YouTubeの音楽PV
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Vol.342 http://www.moon-light.ne.jp/
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1984年の今日は、映画「風の谷のナウシカ」が公開された日です。
「ルパン三世 - カリオストロの城」で劇場用映画デビューした
宮崎駿の監督第2作「風の谷のナウシカ」。
1985年には、同作を製作したメンバーを中心にスタジオジブリが設立され、
1986年「天空の城ラピュタ」から、昨年の「崖の上のポニョ」まで、
数多くのアニメ映画が生み出されています。
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演劇ニュース
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■2009年ローレンス・オリビエ賞
「ブラック・ウォッチ」が作品賞など4部門を制覇
■第65回読売映画演劇広告賞
演劇は「江戸宵闇妖鉤爪」・映画は「スウィーニー・トッド」
■第3回声優アワード
主演賞は神谷浩史・釘宮理恵
■シルク・ドゥ・ソレイユ劇団員が麻薬密輸容疑で逮捕
「コルテオ」出演者
■第59回芸術選奨
ここでも演劇は「焼肉ドラゴン」の鄭義信
■第60回NHK放送文化賞
緒形拳などが受賞
■東宝サイトがリニューアル
演劇・映画のインデックスが新しくなりました
■ハイスクール・ミュージカル4
続編製作が発表されました
■伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演
伊東四朗・三宅裕司
■ミュージカル「アダムス・ファミリー」
ブロードウェイでミュージカルに
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今週の舞台・演劇用語
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「オペレッタ」(operetta)
「オペレッタ」は、元々イタリア語で「小さいオペラ」を意味する言葉です。
芝居のジャンルの1つで、日本では「軽歌劇」「喜歌劇」などと訳しますが、
現在では欧米を中心に「オペレッタ」が世界共通の言葉となり、
台詞と歌と踊りで構成される音楽劇を指すようになりました。
オペレッタは、オペラと同じような劇場・音楽・作品形式の舞台公演ですが、
一般にオペラよりも規模が小さく、娯楽性の高い作品のことを指します。
では、具体的にオペラとオペレッタは何が違うのかというと、
多くのオペラには台詞がなく、歌手が踊ることはありませんが、
オペレッタには台詞があり、ソリストでも歌いながら踊ることがある、
また、オペラは悲劇が多いですが、オペレッタは喜劇がほとんど、
といったことが挙げられます。
こう考えると、オペレッタはミュージカルに近い感じがしますが、
ポピュラー・ミュージックが用いられることの多いミュージカルに対し、
オペレッタで使われる音楽はクラシック系の曲が中心であり、
作品の持つ雰囲気やスタイルが違うということが挙げられます。
また、近現代に誕生したミュージカルはPA、
つまりマイクやアンプを使っての上演を前提としているのに対し、
オペレッタはオペラの歌唱・発声で、歌劇場にて上演されるのが前提です。
しかし近年は、ミュージカルのオペラ調の作品をオペレッタと呼ぶことも。
また、オペラには絶対に台詞がないわけではありませんし、
逆にミュージカルにも楽曲だけで構成された作品も存在します。
つまり、これらを言葉の上でジャンル分けするのは困難であり、
実際にはそれらが発祥・発展していった国や文化、歴史などが重要なのです。
敢えて定義付けするならば、舞台の総合芸術であるオペラに対し、
大衆向けに娯楽性を強くしたものがオペレッタという感じでしょうか。
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あとがき
YouTubeが、英国での音楽ビデオへのアクセスを遮断すると発表しました。
これは英国の著作権管理団体とYouTubeの交渉が合意に達しなかったためで、
どうやら著作権料の金額の問題であるようです。
日本でもYouTubeと著作権のことは頻繁に議論されていますが、
問題視するのはたいてい権利団体などで、当のアーティスト側は、
「YouTubeなどを上手くプロモーションに利用できないか?」
という視点の人が多いような感じがします。
そもそも音楽ビデオの多くはPV、つまりプロモーション・ビデオで、
プロモーションとは販売促進のための宣伝ということですよね。
PVも商品として販売されるものではありますが、新曲を出せばマスコミに
お願いして流してもらったり、宣伝費をかけてCMを流したりしているわけで、
ネットに無断で掲載されたからといって、即著作権の重大な侵害だ、
ということになると、ちょっと違和感も憶えてしまいます。
個人的には、YouTubeにあるほとんどの作品の画質・音質は、
それをダウンロードして満足できるレベルではなく、
商品を購入するきっかけとなるに過ぎませんから、
YouTubeの芸能映像は、選んで見られるCMという印象です。
現状では、権利者側も無料で簡単に宣伝できる場所だと割り切って活用し、
無断掲載も「勝手に宣伝してくれてありがとう」とした方が、
結果的に得られるものは大きくなるのではないでしょうか。
今後、もっと画質・音質が良くなると話は変わってきますが、
YouTube側が包括的に著作権料を支払うのはやむを得ないとしても、
権利者側があまりに吹っかけるのはどうなのかな?という気もします。
kantaro
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