vol.329 | 今後のテレビ局は・・・
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Vol.329 http://www.moon-light.ne.jp/
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1935年の今日は、寺山修司の誕生日です。
評論集であり、舞台・映画にもなった「書を捨てよ、町へ出よう」に
代表されるように、様々なジャンルで活躍した寺山修司。
演劇ファンには、アングラ劇団を代表する天井桟敷の主宰として有名ですね。
演劇実験室・天井桟敷は1967年に結成。
1983年、寺山修司の他界直後に解散してしまいましたが、
寺山の片腕だったJ・A・シーザーと劇団員は「万有引力」を結成。
「演劇実験室」の標榜も引き継ぎ、現在も活躍し続けています。
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演劇ニュース
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■第15回OMS戯曲賞
関西が対象の戯曲賞
■大阪駅西地区に新劇場
またもや高層ビル内に劇場
■雑誌「歌劇」
宝塚歌劇団の雑誌が1月で1000号
■ブロードウェイ・ディズニーが子供は無料キャンペーン
大人1枚購入すれば子供1枚が無料に
■新聞各紙で「ギンギラ太陽's」
産経・毎日・読売
■第1回小田島雄志賞
湯浅芳子賞を引き継ぎ翻訳戯曲を表彰
■第21回日刊スポーツ映画大賞
作品賞と監督賞は滝田洋二郎監督「おくりびと」
■TSUTAYA店舗のレンタル在庫情報がネットで検索可能に
TSUTAYA利用者には非常に便利なサービスです
■演劇チケット発売情報
12/3〜12/9発売の演劇・ミュージカルのチケット発売情報
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今週の舞台・演劇用語
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「舞台メイク」「ステージメイクアップ」
歌舞伎や日本舞踏などの白塗りや日本化粧から、
バレエ・ダンスメイクなど、様々な種類がある舞台メイク。
それぞれメイクの方法や道具にも大きな違いがありますが、
いずれにせよ普通のメイクとの大きな違いは、強い照明に当てられても、
遠くから顔立ちや表情がはっきり見えるようにする、というところです。
きつい照明を当てられるとハレーションで顔が見づらくなりますので、
メイクでくっきりと陰影をつけ、顔立ちをはっきりさせるため、
一般に「濃い」と言われる化粧になるわけです。
一般的な近現代劇の舞台メイクは、
ドーランで下地を作ってファンデーションを塗るというのが基本で、
そこから役によってそれぞれのメイクを施していく流れになります。
基本的にメイクは少しずつ加えていくのが大切ですが、
例えば病人役の場合、下地のドーランを青白いものにして、
照明の当たり具合でそれを表現するなど、
下地の段階からの緻密な計算も必要になってきます。
このように、舞台メイクは照明とのバランスが非常に重要で、
化粧前と呼ばれる楽屋のメイクをする場所(楽屋鏡台)には、
多くの電球(化粧前灯り)が点いており、
できるだけ舞台照明を再現した状態でメイクを施しているのです。
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あとがき
最近テレビを見ていると、多くの番組でCMが減少しているのを感じますし、
製作費が減っているんだろうな、と感じてしまう番組も増えています。
来春からは、TBSが18時〜20時、日テレが19時〜20時、
共に平日のゴールデンタイムがニュース番組になるそうですが、
これも視聴率・広告収入共に減少しているのが最大の理由なのでしょうね。
ネットなどメディアの多様化が進み、数年前からテレビ局や新聞社などの
マスメディアは先行きを懸念されていましたが、アメリカでは、
ロサンゼルスタイムズなどを発行する新聞社トリビューンが経営破綻。
日本でも、今後こうしたニュースを目にしてしまうのでしょうか。
テレビでは数年前から、お金も時間もかかる割に視聴率の取れない
ドラマの製作本数が減少の一途を辿っていますが、
テレビ局や新聞社が主催することの多い、
大型の舞台興行や商業演劇にも、影響が出てくることが危惧されますね。
しかし近年好調の邦画界では、テレビ局製作の映画が増えています。
これは、テレビとのタイアップ、グッズ販売から後のDVD化、
テレビ放映まで視野に入れるからこそ局側も投資できるのだと思いますし、
こうしてテレビ局は、広告収入への極端な依存から脱却し、
放送外収入を増やす方向へとシフトしていきたいところなのでしょうね。
アメリカでは、ハリウッドとブロードウェイが上手く相乗効果を生み出し、
ミュージカル作品などをヒットさせています。
日本でも、マスコミの危機が逆にイベント事業に注力するきっかけとなり、
演劇やミュージカルが欧米並みに文化として根付くチャンスにならないかな、
と思ったのですが、放送外収入を増やそうと考えると、
通販番組を増やすばかりの日本のテレビ局には難しいかもしれませんね・・・
kantaro
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