vol.327 | 邦画の音声
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Vol.327 http://www.moon-light.ne.jp/
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1942年の今日は、映画「カサブランカ」がアメリカで公開された日です。
映画史に残る名作「カサブランカ」。
「Here's looking at you,kid.」(君の瞳に乾杯!)という台詞も有名ですね。
しかし、アメリカでの映画公開時は先の大戦中だったため、
日本での公開は、戦後の1946年6月20日まで待たされることとなります。
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演劇ニュース
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■君の心臓の鼓動が聞こえる場所
成井豊17年ぶりの小説
■変わる劇場地図
東京都内小劇場の閉館・開館
■オフ・オフ・ブロードウェイの苦しい現状
劇場の閉館が相次いでいるようです
■シネマ歌舞伎第7弾「連獅子/らくだ」
山田洋次演出の歌舞伎・12月映画館で公開
■ブロードウェイ「CHICAGO」が5,000公演
リバイバルとしては史上2位の記録
■e+ WEBオープンシステム
イープラスで公演主催者自ら登録・販売できる新たなシステム
■演劇チケット発売情報
11/19〜11/25発売の演劇・ミュージカルのチケット発売情報
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今週の舞台・演劇用語 宝塚歌劇団編
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「TCAスペシャル」(タカラヅカスペシャル)
「TCA」とは、宝塚歌劇のCD・DVDなどを制作・販売している
「株式会社宝塚クリエイティブアーツ」の英字の頭文字からきており、
「TCAスペシャル」は、年に一度各組のスターが勢揃いする特別公演です。
公演は、ショーや芝居など、毎年テーマを決めて行います。
しかし各組とも通常の公演や稽古を行っていますので、
リハーサルなどは厳しいスケジュールの中を縫って、ということになります。
以前、歌劇団が4組体制の時は全組のトップスターが集まっていたのですが、
5組化されてからは東京宝塚劇場で公演中の組が参加するのは難しく、
全組が揃うことは珍しくなってしまいました。
このイベントの1回目は、1979年に開催された「宝塚レコード音楽祭」。
1983年には「TMP音楽祭」と名前が変わり、
1995年には「TCAスペシャル」となりました。
これは、宝塚クリエイティブアーツが「宝塚レコード」「宝塚音楽出版(TMP)」
と名称を変更しているため、その都度公演名も改称されたものです。
そして、今年は主催が宝塚クリエイティブアーツではなくなったため、
「タカラヅカスペシャル2008〜La Festa!〜」という名称で、
また宝塚大劇場が改修中のため、梅田芸術劇場で12月20〜21日に行われます。
今年は、宙組が東京宝塚劇場で公演中のため参加できなくなっていますが、
トップスターが同じ舞台に揃い踏みするのは、滅多に観られませんので、
ファンにとっては毎年楽しみなイベントの1つなのです。
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あとがき
黒澤明監督の名作「羅生門」がリストアされ、劇場公開されるそうです。
これは、古い映画をDVD化するときによく行われるリマスターとは違い、
12万コマ以上ある古いアナログ・フィルムの傷やノイズなどを、
40人のスタッフが半年がかりで1つ1つ、時には手作業で修復したとのこと。
聞いただけで気が遠くなりそうな作業で、莫大な費用もかかったと思いますが、
近年数多く創られている安易なリメイク作を撮るよりも、
こういう方向性のことにお金をかけた方が、よっぽど有意義ですよね。
ところで、黒澤監督作などの古い邦画を観ていると、
台詞がきちんと聞き取れない、音が悪いと感じる作品がいくつかあり、
私は映像よりも音の方をなんとかしてほしいなぁと感じています。
古い邦画の中でも特に黒澤映画は音が悪いように感じるのですが、
最近の映画でも、DVDで観ていると台詞の聞き取りづらい邦画に時々出会い、
これは一体なぜなのか非常に不思議です。
それこそ、音声のマスタリングを行わずにDVDにしているのでしょうか?
しかし、「羅生門」は1950年に公開された映画で、
主演の三船敏郎をはじめ、ほとんどの出演者が既に亡くなっていますが、
こうして映像として作品が残り、そしてそれが今再び蘇るというのは、
なかなか感慨深いものがありますよね。
演劇など、ライブである舞台の一期一会の良さももちろんありますが、
名作や名優は、やはり多くの人に観てもらいたいと思いますし、
後生に残る映像をも残せないものかなあ、と思ってしまいます。
kantaro
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