vol.306 | 毎日新聞事件とマスコミ報道
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Vol.306 http://www.moon-light.ne.jp/
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1896年の今日は、川上音二郎が劇場「川上座」を開場した日です。
1888年頃「オッペケペー節」で一世を風靡した、新派の俳優・川上音二郎。
1896年の今日、東京・神田三崎町に新派劇専門の川上座を開場しましたが、
同年衆議院議員選挙に立候補して落選。
選挙資金返済のため、川上座を売却することになってしまいます。
昨年には、シアタークリエのこけら落とし公演として、音二郎に材を取った
「恐れを知らぬ川上音二郎一座」を三谷幸喜の作・演出で上演。
川上音二郎役を、ユースケ・サンタマリアが演じています。
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演劇ニュース&コラム
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鵜山仁の後任に
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ミュージカル・アルバム
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戯曲 Pick Up!
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「シナリオリーグ」に掲載されている戯曲からPickUp!
■「ギブアンドテイク」(高木森登志)
男と女の歪んだ取引と、愛を表現する。
ほんの少しのファンタジーを織り込んだ作品。
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今週の舞台・演劇用語
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「リノテープ」(linoleum tape)
「リノテープ」とは、「リノリウム・テープ」を省略したものです。
リノリウムとは、硬いゴムのような感触と見た目の物で、
舞台面を覆う素材としても利用されています。
リノリウムはそれ自体に重量があるので、
舞台に敷くときも強力な粘着テープを必要としないのですが、
熱に弱いため、端がめくれ上がってきたりするのが難点といえます。
しかし演出上の理由で、そのまま舞台面として使われるケースが多く、
そのため上部(表面)からテープで固定して使用します。
この時に使うのが「リノテープ」です。
つまり「リノテープ」は、つや消しのビニールテープのことで、
リノリウムの色に影響を及ぼさない半透明のものがよく利用されます。
イメージ的には「ガムテープの厚さのセロハンテープ」といった感じで、
粘着力が弱いわりに手ではうまくちぎれませんので、
ビニテやガムテのように幅広く活躍することもありません。
けれどもリノリウムを貼るにはこのテープが一番!ということで、
「リノテープ」と呼ばれているのです。
リノテープは、照明の反射が少なく演出上の問題もありませんし、
先週お伝えした「養生テープ」として使うこともできますが、
若干用途が限られたテープです。しかし劇場やセットを守るため、
舞台関係者には重宝されるテープでもあるのです。
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■「リノリウム」は以前も取り上げていますのでご参照ください
■取り上げて欲しい「演劇用語」募集中!
■演劇用語掲示板
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あとがき
毎日新聞英語版サイトが、日本を貶めるような事実無根の低俗な記事を
何年間も配信・掲載していた問題が明るみに出て、
大手掲示板やblogなどを中心に、ネット上では大騒動となっています。
例えばどんな記事が配信されていたかというと・・・
と、紹介するのも憚られる下劣な内容のものばかりですので、
興味のある方は「毎日デイリーニューズ」などで検索してみてください。
毎日新聞が嘘八百を並べ立て、世界に向けて発信していたのは大問題で、
一般的に考えても大きなニュースだと思うのですが、マスコミと言われる
テレビや他の新聞社などは、この件についてほとんど報道していません。
そしてこれはこの件に限ったことではなく、
他業種の不祥事などは執拗にマスコミ報道が繰り返されますが、
同じ業界内のそれは、非常に扱いが小さいことが多いように感じられます。
結局、日本のテレビや新聞などの業種は、
自社や業界の利益、自分たちの主義主張を伝えるための「マスコミ」、
つまり大衆に対してそれらを伝達するための媒体に過ぎず、
客観的にニュースを伝える「メディア」にはなっていない感じがします。
近年、テレビや新聞はその役割をネットに奪われつつあると言われますが、
その理由は利便性という面以外に、
ネットがメディアとしての役割を果たしているのに対し、
マスコミがそれを果たせていないという点が大きいのではないでしょうか。
kantaro
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