vol.302 | 人間嫌い
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Vol.302 http://www.moon-light.ne.jp/
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1666年の今日は、フランスのパレ・ロワイヤル劇場で
モリエールの「人間嫌い（ル・ミザントロープ）」が初演された日です。
コルネイユ、ラシーヌと共に古典主義の三大作家の1人に数えられ、
世界最高の喜劇作家とも言われるモリエール。
「人間嫌い」は、日本のほとんどの辞書に掲載されているほどで、
歴史上最も有名な作品の一つと言えそうです。
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演劇ニュース＆コラム
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■本気でオンリーユー
竹内まりやの楽曲で構成されるミュージカル
■宝塚歌劇チケット値上げ
宝塚大劇場と東京宝塚劇場で
■新宿コマ劇場閉館
今年いっぱいで
■ザ・ホット・チケット
アメリカのSONYも映画館で演劇などを上映
■RealPlayer11
動画をダウンロードできる機能がついていました
■演劇チケット発売情報
5/28〜6/3発売の演劇・ミュージカルのチケット発売情報
■映画前売りチケット
6/6〜公開映画の全国共通前売り割引チケット情報
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今週の舞台・演劇用語
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「暗転チェック」（あんてんちぇっく）
「暗転」とは、舞台の照明を落とすことで、
暗転した暗闇の中で舞台装置を変えたり、場面転換をしたりします。
その様子をお客様に見せないようにしたいためなのですが、
照明を消せば全て見えなくなるかというと、なかなかそうはいきません。
そこで「暗転チェック」という作業が必要となります。
いざ照明を落としてみると、消防法に則った非常灯や
様々な隙間明かりなどで、意外に明るいことがあります。
暗転チェックでは、こうした明かりを一つずつ潰していくのです。
非常灯は劇場の許可を得て、ゼラと呼ばれる薄い色の付いたシートを貼り、
本番中のその場所に係員を配置することでほとんどは解決します。
隙間明かりは、布や板・ガムテープなどで隠すのですが、
舞台裏には、楽屋や鳥かごと呼ばれる簡易着替え部屋、
小道具置き場や音響・照明の操作する場所などなど、
明かりが必要となる場所がたくさんありますので、
非常にこまめなチェックと対策が必要となります。
どうしても上手くいかない場合や、劇場の条件によっては、
演出を変えてしまう場合もあります。
照明（逆光等）を使ってお客様の目をそらしたり、
思い切って明るいまま舞台転換などを行い、
お客様に見せてしまう方法もありますね。
なお、暗転チェックを陽が暮れた後に行い、公演が昼間という場合、
いざ本番が始まったら太陽の光がどこからか入り込んで・・・
なんてこともありますのでご注意を。
また、小劇場ではお客様の携帯電話などの明かりが邪魔してしまうことも
ありますので、観劇者もその日の舞台を創っている1人だということを
忘れずに観劇してくださいね。
次回は「ビニテ」という演劇用語をお伝えします！
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・取り上げて欲しい「演劇用語」募集中！
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あとがき
最近、テレビやDVDで舞台公演をいくつか観ています。
観に行けなかった作品や昔の名作などを、映像とはいえ観ることができるのは
数年前には考えられなかったことで、本当に嬉しいことなのですが、
ふと、舞台を撮るときのカメラはどうなっているんだろう？と思いました。
昔の作品を観ると、遠くから固定カメラで撮っているだけで、
たまに表情のアップ、という感じのものがほとんどですが、
近年のものは、上手下手、舞台奥から撮ったと思われる映像は珍しくなく、
中には舞台上から撮ったんじゃないかと思うようなカットもあります。
あれは一体どうやって撮っているのでしょう？
私は、撮影を行っている芝居の舞台を観劇したことはないのですが、
以前カメラの入った音楽Liveを観に行ったときは、
舞台回りや舞台上を動き回るカメラが気になり、
イマイチLiveに集中できなかった記憶があります。
音楽でさえそうなのですから、お芝居ではなおさらだろうなと思いますし、
一般の演劇公演で舞台上にまでカメラを入れるのであれば、
当日観劇する者としては事前に告知しておいてほしいですし、
チケット値引きなどのサービスも期待したくなってしまいますよね。
2004年には、ネット配信のため全方位にカメラを置いた中で公演を行う
ブロードバンドシアターという企画をso-netが行ったことがありますが、
時代が早すぎたためか、その後続報を耳にしません。
しかし、ネットはもちろんテレビやDVDで舞台公演を放送するのが珍しく
なくなった現在、こうした撮影のための舞台公演という試みが、
少しずつ増えてくるのかもしれませんね。
kantaro
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