2007/3/7
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お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.237
http://www.moon-light.ne.jp/
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1980年の今日は、山口百恵が三浦友和との婚約と、引退を発表した日です。
1973年、映画「
としごろ
」と、同名の曲でレコードデビューした山口百恵。
「
いい日旅立ち
」「プレイバックPart2」などの歌手として以外に、
女優としても「
伊豆の踊子
」など映画14作で主演を務めています。
しかし、トップアイドルとして大人気の最中、
1979年10月、ほとんどの映画で競演した三浦友和と恋人宣言を発表、
1980年10月5日に日本武道館で引退コンサートが行われました。
最後の曲を歌い終えた後、ステージにマイクを置くシーンは有名ですね。
引退から25年経った一昨年(2005年)には、
山口百恵が多く主演したテレビドラマ「赤いシリーズ」がリメイクされた他、
トリビュート・ミュージカル「
プレイバックPart2〜屋上の天使
」も制作され
高畑充希主演、ラサール石井演出で上演されています。
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今週の
舞台・演劇用語
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「オペラ・カーテン」(opera curtain)
舞台の最前列で客席から舞台を隠す大きな幕(緞帳)で、
開くときに幕が中央から割れ、左右斜め上方に向かって開く幕のことです。
開けた後に舞台の中央上部から左右に垂れ下がっているヒダがある赤い幕、
といえば、多くの方がご想像できるのではないでしょうか?
オペラカーテンは、演劇の公演ではあまり見かけない感じですが、
オペラやバレエの上演には欠かせないものです。
劇場によっては、通常の緞帳のように上下に開閉できたり、
引き割り幕の様に左右に開閉したりと、
演出により多様な動きが出来るように作られていることもあります。
オペラカーテンは、開閉方法や形式も国によって様々な方式があるようですし
英語では「tab curtain(tableau curtain)」(タブ・カーテン)と言うので、
「オペラ・カーテン」は和製英語と言えそうです。
ちなみに「tab curtain」を和英辞書でひくと「引き幕」となっていますが、
日本で「引き幕」というと、
横(左右)に引いて開く幕を指しますので、少々意味が変わってしまいます。
こうした言葉の翻訳は難しいところですね。
次回は「欄間」(らんま)という演劇用語をお伝えします!
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あとがき
ミュージカル映画「
ドリームガールズ
」が、2月末の週末興収で第1位を獲得。
さらに映画サントラも、洋楽アルバムで1位となっており、
共にかなりの大ヒットとなっているようです。
"ジェニファー・ハドソンが菊地凛子を破ってアカデミー助演女優賞を受賞"
という多くの報道が宣伝効果になっているんだろうな、という気もしますが、
サントラも売れているということは、映画鑑賞後も
音楽だけでも聴きたいと思わせられる映画だということですよね。
劇場公開もまだしばらく続くところが多いようですが、
2/17に公開された映画ですので、鑑賞をご予定の方はお早めに。
しかし近年は、舞台で人気のミュージカルの映画化が多いですよね。
日本でも、一昨年の「
オペラ座の怪人
」、昨年の「
プロデューサーズ
」と
毎年のようにヒット作が生まれていますし、
他ジャンルの外国映画に比べ、興行成績的に成功している印象もあります。
なぜなのかな?と考えてみると、ミュージカル映画は家でDVDを観るよりも、
良い音響の劇場で鑑賞したいと思わせられるのが一番だと思いますが、
ミュージカル映画のファンの方は、普段から劇場に足を運び
ミュージカルの舞台を観ている方が多いでしょうから、
映画でも観客が映画館に足を運んでくれる確立が高い、
興行収入的に成功を収めやすいジャンルなのかもしれないな、と思いました。
最近は、興行収入の成績は芳しくなくても、DVDの売上げで成功を収める
映画も多いようですが、ミュージカルではサントラCDの売上げにつながるのも
けっこう大きそうですよね。
こう考えてみると、有名ミュージカルの映画化ブームは、特に他ジャンルが
低迷しているハリウッドで、ますます進んでいくかもしれませんね。
kantaro
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