2007/1/31

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」  
Vol.232               http://www.moon-light.ne.jp/
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1929年の今日は、エリッヒ・マリア・レマルクの小説
西部戦線異常なし」が日本で刊行された日です。

1930年の映画も大ヒットし、戦争映画の最高傑作とも讃えられていますね。
原作の翻訳は、秦豊吉という方が担当したのですが、
彼は当時三菱商事に勤める会社員。しかし同作のヒット共に三菱を退社し、
阪急・宝塚歌劇団の創設者・小林一三の元で
東京宝塚劇場の演劇プロデューサーに就任。
その後も、日劇ダンシングチーム、帝劇ミュージカルなどを世に送り出し、
舞台の世界に多大な貢献をしています。

一方、ストリップショーの草分けといわれる「額縁ショー」を創設するなど、
エロスの世界にも大きな足跡を残された方のようです。
今でも「ストリップ女優」と言うように、女性美を魅せる女性も
アクトレスとして認知されているのは、彼の貢献のおかげかもしれませんね。



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            演劇ニュース&コラム
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忠臣蔵-いのち燃ゆるとき-
明治座オールキャストともいえる舞台

産隆大學應援団
フジテレビが、ドラマを舞台化する連動企画

雑誌「演劇界」一時休刊
歌舞伎の雑誌が5月号で一時休刊

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redsleep
ダンス&音楽&映像のDVD発売

四季が「ウィキッド」上演
今夏日本初演

2006年文春きいちご賞
最低映画を決める週間文春の日本版ラジー賞

ミュージカルモダン・ミリー
今春日本初演・作品詳細

演劇チケット情報
1/24〜29発売の演劇・ミュージカルのチケット



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        今週の舞台・演劇用語  宝塚歌劇団編
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「劇場&公演」

宝塚歌劇団には、3つの専用劇場があります。
兵庫県宝塚市にある宝塚大劇場(約2,550席)とバウホール(約500席)、
東京都日比谷にある東京宝塚劇場(約2,070席)です。

宝塚大劇場は1924年に誕生。歌劇団の拠点として長く活躍しましたが、
1992年、68年間に渡る役割を終え閉場。
すぐ隣に新しい大劇場が建設され、1993年に開場しました。
1995年の阪神・淡路大震災では大きな被害を被り、一時閉鎖となりましたが、
約2ヶ月後には修復が完了し、公演が再開されています。

東京宝塚劇場は1934年に誕生。
1998年から建て替えが行われ、2001年に完成しました。
工事中の東京公演は、東京国際フォーラムの近辺に建てられた仮設劇場
「TAKARAZUKA1000days劇場」にて行われていました。

バウホールは宝塚大劇場に併設された小ホールとして1978年に誕生。
宝塚歌劇団の公演がない時は、貸ホールとして一般にも開放されています。
トップスターが主役を務める本公演の作品は、
宝塚大劇場で約1ヶ月半公演を行った後、
東京宝塚劇場で同じくらいの期間上演されるのが一般的です。
一方、小劇場のバウホールで行われる作品は、
若手育成の為に下級生が主役を務めることが多く、バウホールで約10日間
上演された後、東京では主に日本青年会館で上演されます。

専用劇場以外にも、名古屋の中日劇場、福岡の博多座、大阪の梅田芸術劇場、
シアター・ドラマシティでも定期的に公演が行われています。
また、全国ツアーとして宝塚大劇場で行われた作品や名作を各地で上演したり
不定期ですが選抜メンバーで海外公演も行われています。
たまに本公演で他の組の生徒が出演することもありますが、
いろいろな組の生徒が一緒に上演することは滅多にありませんので、
選抜メンバーでの公演は、生徒にとっても新鮮かもしれませんね。

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あとがき

「あるある大事典」の捏造事件が話題になっていますね。
私は、番組制作側を援護する気はまったくありませんが、
テレビを鵜呑みにする人が多いんだなぁというのも、ちょっと驚きでした。

例えば、マリックに「インチキだ!」と怒る人はあまりいないと思いますし、
昔やらせが問題になった猿岩石のヒッチハイクや「ガチンコ!」などは、
バラエティ番組のもので、企画や台本がある方が当然に思えます。
一見事実を伝えているように思えるニュースであっても、
朝日と産経では正反対の受け取り方になるように伝えていますし、
基本的に、テレビを中心としたマスコミが伝えるものは、
すべて意図や演出があると思って見るべきだと思うのです。
今回の「あるある大事典」も「生活情報バラエティ」と謳っていたようですし
司会陣もお笑い界の方々ばかりなのですから、
「おもしろくなるように適当に操作して都合良く作っている娯楽番組だろう」
くらいの見方が妥当だったんじゃないかな、と思います。

と、私も今でこそ冷めた嫌な大人になってこんなことを言っていますが、
それまではテレビをそのまま信じることも多かった気がします。
テレビが、さも事実かのように番組を流すのも、大きな問題がありますよね。
特に、こうした視聴者の生活に密着した情報を伝える番組では、
「これは一つの見解に過ぎない」ということを伝えるべきだと思いますし、
過度の捏造や演出・編集を行った場合は「この番組はバラエティです」と、
視聴者が信じてしまわないように、ドラマの「この物語はフィクションです」
と同じように説明する責任があるのではないでしょうか。

同番組が過去に放送し、ブームになった血液型やマイナスイオンなども、
「血液型によって性格に差があるかもしれない」
「マイナスイオンは体に良いかもしれない」
といった程度のもので、研究者の間では反対意見も多数出ています。
こうした逆の意見も合わせて放送し、初めて情報番組と言えると思いますし、
逆に言えば、一方的な見解しか放送しない番組は、
まったく信じるべきではないのでは、と思うのです。
                               kantaro
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