2004/9/15
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.108
http://www.moon-light.ne.jp/
発行部数 まぐまぐ:5001 めろんぱん:136 melma:45
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
家庭で映画やライブを見るソフトとして
ビデオから主役の座を奪った感が強いDVD。
1995年の今日は、DVDの規格が統一された日です。
それまで、SONY&Philips vs 東芝&松下で規格争いが行われ
当時「ユーザー不在の争いだ」と
マスコミにも随分取り上げられていましたが、
皆さんご記憶でしょうか?
もう9年も前のことなんですね。
結局、規格統一がユーザーにとって最も重要、という考えから
SONY側が大幅に譲歩し、規格統一の基本同意が得られました。
とは言っても、これは再生専用のDVD、
つまり映画などを販売する時の形態の物で
録画や、データを納めるためのDVDは未だ規格統一されておらず
見た目は同じDVDなのに互換性がない、という状態になっています。
舞台や演劇のことで考えると
特にミュージカルなどは3時間を超えるものも珍しくなく
DVD化されても納まりきらず、ハイライト版や2枚組などが多くなっています。
そう考えると、さらなる次世代メディアが期待されるのですが
そこでもSONY&松下のブルーレイと、東芝&NECのAODの間で
同じような争いになっています。
市場の競争原理からも、しばらくは戦いは続くのかもしれませんが
ユーザーとしては、ある程度のところで規格統一してほしいですね。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
演劇関係ニュース
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
「
ミス・サイゴン
」上演800回
12年ぶりの再演が帝国劇場にて上演中のミュージカル「
ミス・サイゴン
」
9/13の昼公演で、上演回数が800回に達しました。
当日は、800回を記念した特別カーテンコールが催され、
当日エンジニア役を勤めた
市村正親
、キム役の知念里奈、
井上芳雄、岡幸二郎、ANZA、tekkan、高島みほなど主要キャストの挨拶や、
2組のアンサンブルも総出演で「命をあげよう」などの曲を披露しました。
今回の上演は、筧利夫、橋本さとし、別所哲也と共に
エンジニア役を務めている市村正親ですが
800回目のこの日、市村にとっても630回目のエンジニアだったそうです。
こちらもかなりすごいことですね。
----------------------------------------------------------------------
黒澤明
監督「生きる」ハリウッドでリメークか
故
黒澤明
監督1952年の作品で、傑作として名高い「
生きる
」を
ハリウッドの大手製作会社ドリーム・ワークスがリメークすると報じられ
話題になっています。
監督は「
マイ・レフトフット
」「
イン・アメリカ/三つの小さな願いごと
」
などで有名なジム・シェリダン。
志村喬が演じた主人公には、トム・ハンクスの名前が挙がっています。
最近、日本では韓国作品が流行っていますが
アメリカではアジア映画がちょっとしたブーム。
この映画も公開まで辿り着き、さらなるブームを呼び起こせるでしょうか。
----------------------------------------------------------------------
第61回ベネチア国際映画祭「ベラ・ドレイク」金獅子賞を獲得
イタリアで開かれていた第61回ベネチア国際映画祭は
大賞である金獅子賞を、英国の「ベラ・ドレイク」(マイク・リー監督)が
受賞して閉幕しました。
コンペティション部門に出品され、金獅子賞の期待も高かった
宮崎駿監督の「ハウルの動く城」は、
金獅子賞を惜しくも逃し、オゼッラ賞(技術貢献賞)を受賞。
同賞は、製作したスタジオジブリに贈られました。
最優秀監督賞は「空き家」で韓国の金基徳監督が受賞。
「マル・アデントロ」のハビエル・バルデムが最優秀男優賞、
「べラ・ドレイク」のイメルダ・スタウントンが同女優賞を
それぞれ獲得しました。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
お知らせ
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
☆
ミュージカル
「
エビータ
」作品詳細&CD・DVD情報
☆第16回
プレゼント
9/19〆切です!
応募がまだの方はお早めに〜
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
シナリオ
Pick Up!
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
「
シナリオリーグ
」に登録されたシナリオから毎週PickUp!
☆「
室温―夜の音楽
」
(
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
)
佐藤アツヒロ、中嶋朋子主演で、
たまがライブで音楽を担当したことも話題になったサイコホラー。
テレビドラマ化もされた、第5回「鶴屋南北戯曲賞」受賞作。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
今週の
舞台・演劇用語
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
「カラオケ」
カラオケボックスなどの普及で
すっかりお馴染みになった「カラオケ」ですが、
「カラオケ」は「空のオーケストラ」という言葉を略して
「空オケ」となり、それがカタカナとなった、音楽用語です。
ライブやミュージカルなどで、本番は生演奏が行われますが、
稽古のために録音したテープを「空オケ」と呼ぶようになり、
やがて、伴奏だけを録音したレコードやテープを現す言葉として
一般的になりました。
また生演奏でも、歌詞のない音楽を同じように呼ぶようになり、
伴奏者のいるスナックなどが「カラオケスナック」と謳って営業し、
現在のカラオケ業界は発展してきました。
ほんの10数年前はカセット、CDだったカラオケが
レーザーディスクを経て、今や通信が主流となったカラオケ。
時代の移り変わりの早さを痛感してしまいます。
ちなみにこの言葉、日本で生まれ、そのまま海外に流出したため
英語でもそのまま「karaoke」と表記します。
発音としては「キャラオキ」という感じでしょうか。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
あとがき
「
マッチスティック・メン
」という映画を観ました。
あたしはサスペンス系の映画が好きなのですが
おもしろい作品は見尽くした感があって
最近は、「う〜ん、こんなもんか〜」
という感じの作品が多かったのですが、この映画はかなり面白かったです。
どういう映画か・・・と説明したいところなのですが
物語を説明するとネタバレにつながってしまうので、
残念ながらそれは割愛。
(粗筋を書くのって大変なので、助かった・・・)
監督は、リドリー・スコット。
「
ブレードランナー
」「
ブラックレイン
」「
エイリアン
」など
たしかに面白いですし、映像もすごいと思うのですが、
なんだか助長な感じ、無意味に説明臭くて
あたしはあまり好きではありませんでした。
が、この作品で見直しました。
無駄なシーンは一切ないのでは?と思うようなスピーディーな展開、
サスペンスとしてだけではなく、人間ドラマも物語の重要な位置を占めるので
サスペンスとしてのオチがわかった後も、
「どうなるんだろう?」とエンディングまで興味を惹かれる、
一流のエンターテイメント作品になっています。
主演はニコラス・ケイジ。
「
コン・エアー
」や「
ウィンドトーカーズ
」などが酷かったせいか
あたしの中では、彼もあまり好きではなかったのですが
これまたかなり見直しました。
思えば、彼の出演作でも「
バーディ
」「
フェイス/オフ
」などは
かなり面白かったですし、彼の演技も良かったのですが。
う〜ん。
俳優の評価って、作品の善し悪しでけっこう変わってしまうものなんですね
・・・って、あたしだけでしょうか?
kantaro
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
★
メルマガ広告募集中!2回配信でフッター¥1,000、ヘッター¥2,000!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
配信元 むーんらいと
mail : info@moon-light.ne.jp
web :
http://www.moon-light.ne.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この
メールマガジン
は
「
まぐまぐ
」「
めろんぱん
」「
melma
」より発行しています。
バックナンバー、配信解除、登録メールアドレス変更などは
こちら
からお願いします。
←
top
→
『お芝居めるまが「シアターリーグ」』
を購読しませんか?
E-mail