2004/8/4
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　　　　　　　　　お芝居めるまが「シアターリーグ」　
Vol.102 　　　　　　　　　　　　　　　http://www.moon-light.ne.jp/
　　　　　　 発行部数　まぐまぐ：5120　めろんぱん：139　melma：43
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今日8/4は「男はつらいよ」シリーズで有名な、渥美清の命日です。

1969年から始まった寅さんですが、
俳優・渥美清の映画デビューは1958年。
その後も「キネマの天地 」「八つ墓村 」「幸福の黄色いハンカチ 」など
邦画の人気作品にも多数出演しています。

寅さんと言えば、浅草・柴又を舞台としたドラマですが
東京の下町と言えば、
国民的漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所 」を思い出します。

「こち亀」63巻 では、巻末の解説を
男はつらいよの山田洋次監督が務めています。
その中で山田監督は
同じ葛飾区内に寅さんも両さんも住んでいるのだから
一度くらいは会ったことがあってもいいはずで、
ふたりとも有名人だからお互いに名前くらいは知っているはず、
ということを書かれた上で
「こち亀」に寅さんが現れて大喧嘩になるとか、
「男はつらいよ」に両さんが現れて寅さんと意気投合する・・・
等というアイデアも記されています。

現実的には、パラレルワールドのように
住む世界の違うふたりですから
会うことは叶わないのかもしれませんが、
想像してみるだけでも、なんだか楽しくなってきますね。

近年になって、アニメ化・舞台化と、益々その勢いを増している「こち亀」
長寿漫画の「サザエさん 」「ゴルゴ13 」「パタリロ 」共々
今後も頑張ってほしいですね。
ちなみに今日は「こち亀」141巻 の発売日です。


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　　　　　　　　　　 　　演劇関係ニュース　
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「阪急が梅田コマ劇場とシアター・ドラマシティを買収」

阪急電鉄は、コマ・スタジアムから
大阪にある「梅田コマ劇場」「シアター・ドラマシティ」を買収、
来年4/1より両劇場を「梅田芸術劇場」と称し
再オープンすることを発表しました。

梅田コマ劇場は1956年に開場。
1992年に「劇場飛天」と改称しましたが、
2000年には元の「梅田コマ劇場」に戻しました。
が、この度の買収により
来春以降は「梅田芸術劇場メインホール」に改名。
コマ劇場と言えば、これまで大衆芸能的な公演が主流でしたが
今後はオペラやクラシックの上演も予定しているようです。

一方のシアター・ドラマシティは現在の名称のまま。
これまでの演劇・ミュージカル・宝塚の公演以外にも、
コマ劇場同様、オペラやクラシックなども招聘する予定だそうです。

阪急としては、宝塚大劇場や、北区茶屋町の再開発事業と連携した
相乗効果を期待しているようです。
いずれにせよ、どこかのスポーツ界のように
吸収・・・という一方的な話にならなくて良かったですね。

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「渡辺謙、アカデミー新規会員受諾へ」

「ラスト サムライ 」でアカデミー賞にノミネートされた渡辺謙が
先日推された、米映画芸術科学アカデミーの新規会員候補を
受諾する方向だと報じられました。

米映画芸術科学アカデミーは、アカデミー賞を主催しており
会員になれば、アカデミー賞選考委員として投票権を持つことになります。
これまで日本人で会員になったのは黒澤明監督ら2人。
（もうひとりは非公表）

渡辺はLAに住居も構えるらしく、
今後ますます国際俳優としての歩みを強めていく模様です。


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☆クイズ「野村萬斎編」

☆「う・え」で始まる 俳優ランキング受付開始！
7月度「い」の結果も発表


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☆「ターニング・ポイント」（溝口裕子）
人間には皆いいところがあり、
人それぞれ素敵なんだと言うことを訴えています。
人を罰するより、人生のやり直しをテーマにしています。
甘く切ないラブストーリも加わって、涙あり、笑いありの小説です。
すごく感動します。


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　　　　　　　　　　 　今週の舞台・演劇用語
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「口説く」（くどく）

商談や、好きな人への告白など
様々な面で使われるこの言葉も、
演劇の世界から生まれた言葉です。
語源は浄瑠璃（じょうるり）にありました！
浄瑠璃では、義太夫が物語を進行していくわけですが、
その中でも、心の内面を語る部分を「口説き」と呼びます。
その「口説き」の部分を、お客様に納得（感動）してもらうことの難しさから
「口説き落とす」という言い方が生まれ、
今日のように使われるようになったそうです。
「口で説く（説明する）」ことの難しさを表している言葉ですね。


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あとがき

サッカー・アジアカップ、日本すごいですね！
準々決勝の、漫画でも遠慮しそうなPKでの逆転劇、
準決勝のハンディキャップマッチと、
こうもドラマティックな試合が続くとは・・・

しかしサッカー自体よりも、中国の反日姿勢は悲しいですね。
試合中のブーイングは仕方ないとしても
国家斉唱の時のブーイングや、
先日のジーコ会見で、日本協会がアジアカップ用に作ったガイドで
地図の中国領土に台湾が含まれないことを中国報道陣が問題視するなど
道義に反する行為が見られるのは、本当に残念なことだと感じます。

国対国で争われているサッカーに
スポーツだから政治を持ち込むな、と言っても仕方がないとは思いますが
この台湾の件は、ちょっとした問題となってしまっていますし、
中国報道陣の発言も、かなりお粗末なものだと思えてしまいます。

と言うのも、台湾はFIFA（国際サッカー連盟）にも加盟していますし、
今回のアジアカップにも予選参加しています。
これで台湾を中国の一部と見なしたら、
FIFAの規定は何なんだ？ということになりますし、
何より、台湾も参加した今回のアジアカップの意義は？
ということになるような気がします。
中国は開催国だというのに、自らカップの意義を貶めてしまって・・・
と、思ってしまうのは、あたしが日本人だからではないと思うのですが。

決勝での対戦相手は、開催国の中国。
前回のアジアカップで日本は優勝し、
おかげでトルシエ監督は首がつながった報道がなされていましたが
今回は果たしてどうなるでしょう？
あたし個人的には、ジーコは戦術・戦略・選手起用的に
なんだか意図が見えてこない部分が多く
更迭してほしいと思っているのですが・・・
何にせよ、余計な騒動で邪魔することなく
サッカーで勝負してほしいところですね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　kantaro
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