vol.38 2003/05/14


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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 
Vol.38                 http://www.moon-light.ne.jp
              発行部数 まぐまぐ:4392 めろんぱん:110
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今日は5/14。
2/14のバレンタインデー、3/14のホワイトデーは日本でも有名ですが
4/14はオレンジデーと言って、
「二人の愛を確かなものにするための日」として制定されています。

そして5/13は
メイストームデー(5月嵐の日)と言い、
「別れ話を切り出すのに最適とされる日」だそうです。
なんでこんな日まで制定するの?と思いますが
なんでもバレンタインから88日経った「八十八夜の別れ霜」ということで
5/13が、晴れて別れの日となったようです。
毎月続いた14日でないのは
憶えづらい日にしてあるという、ちょっとした親切心なのでしょうか?

ちなみに、このメイストームデーを乗り切った恋人達には
6/12の「恋人の日」が待っています。
つきあって3ヶ月を乗り切れば、第一関門突破!とよく言いますが
この辺りが由来なのかもしれませんね。
しかし、こんな謂れがあったのですね。
そういえば、自分の過去を振り返ってみても・・・

(・・、)


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             演劇関係ニュース 
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ライオンキング 公演回数3000回突破!」

劇団四季のミュージカル「ライオンキング」が、
通算公演回数3000回を突破しました。
上演時間は休憩20分を含めて約2時間50分。
3000回ということは、なんと8500時間!

さらに驚いたのが、
この記録、日本演劇史上最短(4年半)での記録達成なのです。
他に公演数が3000回を超えている作品は、
キャッツ」「オペラ座の怪人」と、いずれも劇団四季の作品です。


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☆「僕の東京日記」(永井愛)
  第31回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞!
  1971年の東京。自立を目指し下宿を始める大学生。
  しかし・・・自立どころか、彼の生活は混乱をきわめだす。
  学生紛争の終わり頃を面白可笑しく描いた生活史劇です。

☆「ハッシャ・バイ」(鴻上尚史
  ある探偵の元に、
  自分が夢で見た風景を探して欲しいという依頼人が・・・
  テンポよく、観るものを不思議な世界へと導いていく
  鴻上尚史作品の傑作の一つ!


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            今週の舞台・演劇用語
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「とちる」

失敗やミスを指すこの言葉、一般的にも使われていますよね。
芝居の世界では、きっかけよりも遅れて出てしまうことを「出トチ」
逆に早く登場してしまうことを「早トチリ」と言います。
登場の瞬間は緊張の瞬間なのです。

語源は、「トチメク」という古い言葉から来ています。
「トチ」とは「栃の実」のことで、
この実から作る栃麺は、手早く伸ばさないとすぐに固まってしまうため、
急いで作らなければならない食べ物でした。
栃麺を作る様子のせわしなさから、
慌てる・うろたえるという意味の「トチメク」という言葉ができ、
現在の「とちる」という言葉になったようです。

ちなみに、栃麺を作るときの、
忙しく麺棒で栃の実を伸ばしている様子を「栃麺棒をふるう」と言い、
その言葉が現在の「面食らう」という言葉の語源です。
慌ただしさにびっくりしたのですね。

また、劇場で一番見やすい席のことを「とちり」と呼びます。
これは、歌舞伎小屋で前から7,8,9番目が一番見やすい席とされ、
席順の「いろはにほへとちりぬる・・」の7,8,9番目が
「と・ち・り」であることから来ています。
また、芝居を見やすい席は
演技上の「とちり」も見やすいという意味も含まれているそうです。

見やすい席は「とちり」も見やすい席・・・
俳優には怖い席ですね!


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あとがき

私は以前、吉本興業の主催する公演に参加していたことがあります。
毎週3〜5分程のネタを持って、赤坂の事務所に行き、
選ばれると渋谷の劇場で出演できるというシステムでした。

3分とはいえ、毎週ネタを作るのは簡単な作業ではありませんでした。
バイトだけしていると長い一週間が、
ネタを考えているとあっという間に過ぎていきます。
また、一生懸命稽古を積んでいってもボツになったり、
出演できてもお客さんに全然うけなかったり・・・

「お客さんの笑い声が全て」という、芝居にはない厳しさがあり、
芝居とお笑いの道の両立を断念し、芝居を選んだ私ですが、
本当に勉強になりました。
どの世界でも芸の道は厳しいですよね。

ちなみに、私達管理人同士は、お互いを「相方」と呼んでいますが、
このことは一切関係ありませんので。(笑)
しかし、なぜ相方って呼びあっているんだろう?
                               岡本成師
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