ウンプテンプカンパニー第11回公演
『春を忘るな』
何かが狂っていると思うのだけれど、目を逸らすことができない。
作 加蘭京子 演出 長谷トオル 音楽 神田晋一郎
あらすじ
若くして家業を継ぐ嵌めになった青年が、梅の木に春を託して死んでいったとき、 花のつぼみがふくらみ、夢物語が咲きました。
時は1931年、昭和恐慌より2年後の一夜の物語にしましょう。
一人の青年(知実)が、鎌倉は寿福寺の裏手のこじんまりとした山荘で静養しています。
知実を世話する梅は、ふさぎがちな彼を励ますためか、
あの一件以来、疎遠になった人たちを招くことにしました。
一人目は知実の元・婚約者、元令嬢の雪絵。
二人目は青年の実家の製糸工場の女工として知実と出会い、今はカフェで働く依子。
鎌倉の山荘を訪れた女たちは気まぐれも手伝って、一晩泊まっていくことにします。
その晩、なぜか四人で同じ夢を見ました。
口上
社会や演劇を取り巻く環境が、大きく変化していこうとしている現在、ウンプテンプ・カンパニーは困窮する情勢を見据えながら、少しの勇気を持って、新たな演劇活動に踏み出します。
サード・ステージの第一弾目は、加蘭京子の新作「春を忘るな」で幕を開けます。
この詩的文体で描かれた幻想奇談を、演出・長谷トオルと俳優陣、そして音楽家・神田晋一郎との共同作業により、音楽と身体性と詩的文体を融合させ、演劇が提示できる表現の質と、ウンプテンプ・カンパニーが目指してきた、観客との「想像性の共有」を更に推し進めます。
今回は、上演形式、料金設定、など新しい試みを行います。
まず、観劇料金を出来る限り低く設定し、より多くの様々な方が手軽に観に来られる上演でを目指します。
俳優陣を竹、松に分け交互に上演いたします。(稽古場で別れていくため、班分けは後ほど告知いたします)演ずるとは何かをテーマに、キャパスティー50人の小空間に限りなく広がる世界を俳優たちが生み出します。
昭和初期の鎌倉を舞台に描かれたこの物語は、時間を大胆に巻き戻す事により、過去と現在、そしてこれからを一繋がりの時間軸で貫いていきたいと思っています。
Cast
薬師寺尚子 成田明加 西郷まどか 森勢ちひろ 鈴木太一 水野さやか 園田綾香(劇団ソコソコ) 長尾稔彦
【演奏】神田 晋一郎 (Piano)
Staff
台本・演出:長谷 トオル
戯曲:加蘭京子
作曲:神田 晋一郎
総合美術:竹本さよ子
宣伝美術:長谷トオル
パンフレット編集:加蘭京子
企画・制作:ウンプテンプ・カンパニー
会場
Performing Gallery & Cafe 絵空箱 〒162-0801 東京都新宿区山吹町361 誠志堂ビル1~2階
(有楽町線「江戸川橋」駅 徒歩2分/東西線「神楽坂」駅 徒歩9分)
公演日程 2012年4月9日~16日(全16ステージ)
竹班、松班の交互上演です。
※班分けは3月上旬、決定次第発表致します。
チケット 前売り (1ドリンク付き) 2500円
当日券 (1ドリンク付き) 2800円
竹・松セット券 (2ドリンク付き)4000円
チケットのご予約
ウンプテンプカンパニー予約フォームメールからのご予約
umptemp3@gmail.comご予約のお客様は当日受付にて
現金と引き替えにチケットをお渡し致します
公演詳細は
ウンプテンプカンパニー公式HPをご覧下さい!!