BS-TBSは、8月21日(日)、赤坂BRITZで公演する舞台で、株式会社ファブコミニケーションと共同で、シンクロライトコントローラーを使った世界初の公演を開催。
通常のコンサートなどではケミカルライト (chemical light) という科学発光による使い捨ての照明器具を使うが、今回のものは、赤外線で主催者の希望する色を瞬時にコントロールするシステムで、舞台演出に新しい可能性を持たせるシステム。
256色(理論値)発光できるこのライトで、今回は、それぞれがイメージカラーを持つ、Berryz工房の7人・7色のLEDを自在に発光させて、観客を青い海に見たてたり、夕焼けを表現するばかりでなく、レーザーでの光線操作によって、観客席をトビウオが飛び跳ねるような演出をしたりなど、様々な様子を表現する。
もちろん、彼女たちが歌う最中には、ランダムに発光させることもできるので、そのような演出も取り入れる。
今回使用する、このシンクロライトコントローラーは、電池式であるばかりでなく、コントロールする側の消費電力は、約2000人収容の会場で、家庭用大型ドライヤー1台分(10,000人収容の会場でも家庭用エアコン2台分)と省エネ時代にマッチしたもので、会場の電力も全体で通常の30%カットした形で運営し。省エネが求められる時代にマッチした公演となる。
また、今回のこの舞台はユーストリームでも12:30分〜20:30までの間の3公演すべてを有料配信した。
公演名
「TBSサマーパーティー海だ!祭りだ!海の家物語 〜Berryz工房の夕涼み〜」
出演
ベリーズ工房 パパイヤ鈴木
観客動員
のべ約2000人(1公演 約700人×3公演)
シンクロライトコントローラー発売元
(株)ファブコミニケーション
備考
ユーストリームでも有料生配信
統括プロデューサー 丹羽多聞アンドリウ(BS-TBS)のコメント
世界初のこのライトは、コンサート・演劇のみならず、光表現の興行に新しい可能性を生む革命的な発明だと思います。
今後、導入する興行が増えてこのライトが当たり前になる日がそう遠くない事を期待します。
出演者のコメント
熊井友理奈
客席が、自分のイメージカラーの、緑から、清水佐紀さんのイメージカラーの黄色に変わる時に、まるでホタルが飛んでいくようでとても美しかったです。
清水佐紀
とにかく、客席が、黄色に染まった瞬間、感動しました。リハーサルとは違って、客席みんなが黄色の光を振っていることに嬉しくなりました。
菅谷梨沙子
プラネタリウムにいるようにきらきらした感じがとても素敵でした。
須藤茉麻
自分の色・青がゆらゆらした感じと、みんながウェーブをしてくれると、本当の海のようで、とても素敵でした。
徳永千奈美
客席のみんなが一斉にライトを振ってくれるので、その一体感に感動しました。
夏焼雅
レーザービームをあてると、そこだけが様々な色に変わるその様子が、ものすごくきれい…そして、自分の色の紫の発色がものすごくきれいでした。
嗣永桃子
桃子の桃色(ピンク)で、客席が埋まって、客席全員が、「桃子のファン!」っていう感じで、とても嬉しかったです。
パパイヤ鈴木
お客さんが、ライトを振って、演出に参加してくれる…この演者と観客の一体感は、今までの、単色でペンライトを振ってくれるのとは全く違った一体感が生まれて、舞台に立つ人のテンションもあげてくれます。
今後の舞台の様子・可能性を変えてくれるものだと思います。
公演の内容・あらすじ
夏本番の赤坂ブリッツ海岸。ここには、日本中からダンサーを夢見て集まった、「ダンス高等学校」の聖とたちが強化合宿の真っ最中。誰もが、合宿の最終日に行われる、「サマーダンスコンテスト」のため厳しい特訓に取り組んでいた。
そんな中に、小さな果実を表す、「ベリー」と、ダンスや音楽をクリエイトする「工房」
という、二つの意味を合わせたグループ、「Berryz工房」がいた。
ところが、そこには、本当は若いのに、学園内で、「おやじ」と呼ばれる、男の子たちのダンサーも優勝を目指していたのだ。
そして、何より、このコンテストでナンバーワンに選ばれると、ダンスのパートナーを指名できる権利が獲得できるのだ…。
男の子たちのダンスグループのリーダーパパイヤは、ナンバーワンを取って、Berryz工房のリーダーユリナに恋心を打ち明けようと思っていたのだ。
このようなストーリーの中、Berryz工房のとおやじダンサーズの歌と踊りが、シンクロライトコントローラーによる客席の演出協力と共に繰り広げられる。