12人の役者による「傾き者の復権宣言」!!
3.11以降の閉塞状況と同時に暴発寸前の、溜まりに溜まったエナジーを歌い舞い爆発する『義賊☆鼠小僧次郎吉』。
今夏、創立30周年を迎える流山児★事務所は「劇場とはアジール(避難所・自遊空間)である」という志のもと、日本のみならず世界の「未知なる友人たち」と共に、新しい演劇ネットワーク作りを国内外で行ってきました。
劇場を真に民衆のアジール~出会う・創る・観る・寄り合う場所~にすることが、演劇人であるわたしたちの永遠の課題です。その志を掲げ韓国、台湾を皮切りに「義賊・鼠小僧次郎吉」で世界中を旅します。
原作は河竹黙阿弥「鼠小僧(鼠小紋東君新形)」。
散り散りになった家族の再会を描き、江戸時代の大震災(安政の大地震)から2年後に上演され大ヒットを飛ばした歌舞伎作品です。
【出演】
上田和弘、イワヲ、谷宗和、甲津拓平、佐藤華子、柏倉太郎、平野直美、阿萬由美、山下直哉、山丸莉菜、五島三四郎、流山児祥
【スタッフ】
構成・演出:流山児祥 脚本:西沢栄治(JAM SESSION)
音楽・作曲:諏訪創 振付:北村真実 剣術指導:上田和弘 美術:よしきひとし
映像:浜嶋将裕 照明:横原由祐 音響:諏訪創 衣裳:堀内真紀子
舞台監督:吉木均 演出助手:山下直哉、佐原由美 票券:荒木理恵
制作:米山恭子、畝部七歩 宣伝美術:アマノテンガイ、畝部七歩
主催:有限会社流山児オフィス(流山児★事務所)
【劇評抜粋】
◎傾奇(かぶき)の心意気がごろんと裸で転がっているようだった。疾走した末の、救いのある結末に爽快感が漂う。黙阿弥ならではの強引な色と悪の因果模様を混沌とパッションでひた走る。流山児★事務所にはピカレスク(悪漢)、がよく似合う。(今村修(演劇評論家 朝日新聞記者))
◎アッというまの1時間45分。芝居の不思議さ。(浦崎浩實(演劇評論家) 演劇雑誌「テアトロ」2013年5月号)
◎全編を上演したら8時間超えるという黙阿弥の歌舞伎台本を2時間弱にギュぎゅっと凝縮。歌、殺陣、群舞、そしてキッチュな人形劇(!)と歌舞伎テイストの花道使いに早変わりで観客のアドレナリンを刺激する。(田中伸子 (ジャパンタイムス) 「芝居漬け」)
◎現代化が不可能と思えた歌舞伎を見事に現在の演劇として復活し、歌舞伎の起源からその根源にある民衆のヒーローとしての「傾き者の発見」というその原点を鮮明に表出させた舞台。(林英樹 (演出家))
◎流山児版では、秩序の崩壊から義賊が生まれるというメッセージになっている。 すなわち、舞台上に立つ俳優たちこそが「義賊」である。俳優たちは3.11を体験した現在の日本社会の崩れゆく秩序のただなかに立ち、義賊として活動を始めるのだ。義賊の宣言である。(新野守広「小劇場レビューマガジンWONDERLAND」 長編劇評2013年4月17日)
【日程】
2014/
7/18(金)19:30
7/19(土)18:00
7/20(日)15:00
7/21(月)15:00
7/22(火)19:30
7/23(水)19:30
7/24(木)18:00
【会場】Space早稲田(東京)
東京メトロ東西線「早稲田」1番出口下車徒歩1分
162-0042東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1
【チケット】
前売券3,200円
当日券3,500円
学生券・U25割引※ 2,500円
(※学生証あるいは年齢を証明できるものを提示 流山児★事務所のみ)
イープラス
ローソンチケットTEL0570-000-407 TEL 0570-084-003(Lコード37223)
流山児★事務所 TEL03-5272-1785
前売開始 2014年6月8日(日)
【予約・お問合せ】
流山児★事務所 TEL03-5272-1785
【ホームページ】
http://www.ryuzanji.com/