この12月、オーストラリア、ジーロングを拠点に世界的に活躍するバック・トゥ・バック・シアター(BTB)の作品『ガネーシャVS.第三帝国』がフェスティバル/トーキョー13主催プログラムとして上演されます。本作品は、その芸術性の高さからオーストラリア国内で数々の演劇賞を受賞しました。
1987年から知的障害者による劇団活動をはじめて以来、BTBが世界的な評価を受けるコンテンポラリー・シアターへと成長したその創造性の原動力となってきたのが、彼らが毎週一回続けてきた知的障害をもつ十代の若者とのワークショップです。
この度、F/Tのメイン会場である東京芸術劇場とF/Tの共同企画として、そんな彼らの舞台裏について、BTBメンバーの生の声を聞けるワークショップ・シンポジウムの開催が実現しました。
【スケジュール】
●ユース・ワークショップ
「物語」をテーマにBTBのメンバーによるワークショップを開催します。カンパニーの哲学や創作方法を紹介するとともに、参加者にBTBの即興によるパフォーマンス作りを直に経験する機会を提供します。ケイト・スーランとアンサンブルメンバーのサイモン・ラフティともに、実際に協働しながらワークショップを組み立てていきます。身体を動かすワークを含みます。(逐次通訳あり)
日時:12月10日(火)15:00~17:00(受付開始は14:30)
会場:東京芸術劇場リハーサルルームL
講師:ケイト・スーラン(BTBショー・ディレクター)、
サイモン・ラフティ(BTBアンサンブルメンバー)、
アリス・フレミング(BTBステージ・ディレクター)
対象:15~20歳で、障害の有無に関わらずパフォーミング・アーツを志す若手のアーティスト及び、パフォーミング・アーツに興味のある方
定員:20名(先着順)
料金:受講無料
●シンポジウム テーマ「歴史・欠落・創造—『ガネーシャVS.第三帝国』を巡って」
「歴史・欠落・創造」をキーワードに『ガネーシャVS.第三帝国』における「物語」を語る試みについて考えます。(逐次通訳あり)
日時:12月11日(水)19:00~21:00(受付開始・開場は18:30)
会場:東京芸術劇場リハーサルルームL
パネリスト:ケイト・スーラン(BTBショー・ディレクター)、
サイモン・ラフティ(BTBアンサンブルメンバー)、
アリス・フレミング(BTBステージ・ディレクター)
ピーター・エカソール(メルボルン大学演劇学講師)、
今日マチ子(漫画家、イラストレーター)、
保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)
司会:鴻 英良(演劇批評家)
定員:80名
料金:1,000円(『ガネーシャVS.第三帝国』の観劇チケットをお持ちの方は500円)
当日清算
【会場】
リハーサルルーム L
【申込方法】
ワークショップのお申込みは
コチラから ※申込み締切 12月4日(水)
シンポジウムのお申込みは
コチラから
※お申込み時にいただく個人情報は、本企画以外の目的には使用いたしません。