昨年、岸田國士戯曲賞を受賞したミクニヤナイハラプロジェクト『前向き!タイモン』の初の全国ツアーが決定!
不幸のどん底にいる男(タイモン)が前のめりになるくらい前向き!に生きるその姿を描いた本作。
俳優3名の身体・台詞から溢れ出る「生きることへのエネルギー」を是非、ご覧ください。
☆公演詳細は
http://nibroll.com☆チケット予約は
http://precog.shop-pro.jp/■■■■
ミクニヤナイハラプロジェクト vol.5
『前向き!タイモン』
作・演出・振付:矢内原美邦
出演:笠木泉、鈴木将一朗、山本圭祐
■■■
待ってるよ!
彼が彼女にそう告げてからたった1秒の物語
引きこもりの資産家・タイモンと、そのメイドや、リンゴ農家の農民…
彼らを取り巻く不幸な人々、不幸な日常、不幸な時代…
それでも今を生き延びていくために、もがきつづける、
後ろ向きな人たちによる「前向き!」な雄叫びを聞いてくれっ!!
3.11以降の新たな演劇を提示する、未来のための「1秒の物語」
■■■
■日程・会場
7月19日(金)〜21日(日) AI・HALL(伊丹)
8月15日(木)、16日(金) せんだい演劇工房10BOX(仙台)
8月17日(土) UDOK.(いわき)
8月22日(木)〜9月2日(月) こまばアゴラ劇場(東京)
9月7日(土)、8日(日) 七ツ寺共同スタジオ(名古屋)
■料金
前売2800円
学生2500円
当日3200円
(日時指定、整理番号付き自由席)
■あらすじ
前向きに生きる。これは簡単なことではありません。
前向きに努めながらも、なにひとつ報われないまま人生が終わることなどよくあることです。
だからって後ろ向きはまっぴらごめんです。
前のめりになるくらい前向きに人生を歩もうではありませんか?
後ろ向きな人生が、あることをきっかけにパッ!と前を向いたときに生み出される、
生きることへのエネルギーを私は信じたいです。
これは不幸などん底にいる後ろ向きな男が前向きに人生を見つめなおす作品
それが『前向き!タイモン』です。
■岸田國士戯曲賞 選評(抜粋)
無責任な言葉の羅列でイメージを喚起させ、無責任にイメージがぶつかり合う。それだけで、ストーリーが紡がれていく。久しぶりに登場した、その種の作家だ。私はこういう作品に演劇の可能性を見る。(中略)マニュアルのように書いてくる巧さでは なくて、伸びやかである。つまり無責任に楽しんで書いている。舞台を好きな人間の現場から生まれてくる、しなやかで無責任 なうまさである。と確信する。 ー野田秀樹
この世界この社会の構造の理不尽さに、誠実だがしかし粘りを見せることもなく絶望したりシニカルになったりする、というのとは反対の仕方で、基本的に明るくそれこそ前向き!に向かい合う。そのとき不可避的に生じる残酷さについても、これまた明るく引き受けちゃう。そういったこの作品の、責任の高い姿勢も支持したい。 ー岡田利規