「シアターアーツ」では、舞台関係者をゲストに招いてお話を伺う「シアターアーツ・オープンカフェ」を3カ月に1度開催しています。新年最初のオープンカフェは、劇団山の手事情社主宰の安田雅弘さんをゲストにお招きして行います。
早稲田大学演劇研究会を母体に1984年4月に安田雅弘さんらが結成した劇団山の手事情社は、矛盾をかかえた身体・制限された動き=《四畳半》というメソッドによって、現代日本人の精神性を表現する舞台を作っているカンパニーです。その活動は日本国内はもとより海外にもおよび、特に2009年からは毎年ルーマニアのシビウ国際演劇祭に参加。2012年には国立ラドゥ・スタンカ劇場からの依頼で同劇場のレパートリー作品として『女殺油地獄』を安田さんが演出するなど、高い評価を受けています。
今回のオープンカフェでは山の手事情社の独自メソッドである《四畳半》について、また日本の古典とギリシャ劇やシェイクスピア劇などの上演作品の創作過程、さらに昨年ルーマニアの俳優たちを演出して見えてきた日本とヨーロッパの舞台創作の違いなどをうかがいます。また「オープンカフェ」ならではの企画として休憩時間にドリンクをご提供いたします(事前にご予約いただきます)。
(聞き手=野田学)
シアターアーツ・オープンカフェ2013冬「安田雅弘さんと語る」
日時:1月20日(日)17時00分 受付開始は16:40から
会場:座・高円寺・けいこば2(地下3階)※エレベーターでお降り下さい。
料金:1,000円(ドリンク代他、当日受付精算)
定員:40名(事前にお申し込みください)
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演劇批評誌シアターアーツ