新宿梁山泊第48回公演
唐十郎新作書き下ろし作品
「紙芝居 ~アメ横のドロップ売り~」
作/唐 十郎 演出/金 守珍 宣伝美術/宇野亜喜良
出演/ 金 守珍、 三浦伸子、渡会久美子、水嶋カンナ、
広島 光、 染野弘孝、小林由尚、全原徳和、傳田圭菜、
今井和美、島本和人、小川紘司
<場所>
下北沢「ザ・スズナリ」小田急小田原線・京王井の頭線「下北沢駅」南口より徒歩5分
<日程>
2012年11月23日(金)~12月2日(日)
11月23日(金) 19:30
24日(土)14:00 19:30
25日(日) 15:00
26日(月) 19:30
27日(火) 19:30
28日(水)14:00 19:30
29日(木) 19:30
30日(金) 19:30
12月 1日(土)14:00 19:30
2日(日) 15:00
<チケット料金>
前売り/予約 一般3,800円 学生2,800円
当日券 一般4,200円 学生3,200円
新宿梁山泊事務所
TEL: 03-3385-7971
FAX: 03-3385-7981
Email:
s-ryozanpaku@muc.biglobe.ne.jp新宿梁山泊HPからもご予約頂けます。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~s-ryo/<あらすじ>
昭和23年、戦後の色を濃く残す東京・御徒町アメ横。古いリュックを背負って弁当箱を見つめる1人の女がいる。
名前は艶。紙芝居で売るソースせんべいのソースを運ぶ仕事をしながら、紙芝居の物語を考えている。
伝説の紙芝居「オオカミ王女」の物語と艶の妄想が重なり、いつしか周囲は紙芝居の登場人物たちに囲まれる。
行方不明となった紙芝居「オオカミ王女」の最後の一枚をめぐって様々な人間が艶の元に訪れる、、、。
誰がその1枚を持っているのか、そしてその「オオカミ王女」の結末は…。
唐十郎が描く戦後女性史。
<解説>
「紙芝居〜アメ横のドロップ売り」は、唐十郎が自らの母をモデルに描いた「風のほこり」(2006年)の続編
とも言うべき、新作書き下ろし作品。
前回は昭和5年を舞台に芝居小屋の文芸室を描きましたが、本作は昭和23年戦後の上野/御徒町が舞台となります。
紙芝居の世界をモチーフに幻の紙芝居「オオカミ王女」の消えた1枚を巡って、虚実入れ混じっての唐ワールドが炸裂します。
繊細でリリカルな空間と、テントに通じるスペクタクルな空間を交え、唐作品を独特の演出で現代に発表してきた
金守珍の演出で、一時の風俗に終わらない文化としての舞台芸術を検証し、次代に繋がる物語を残していきたいと思います。
新宿梁山泊の劇世界はパワフルでスペクタクル、そして叙情—人々の中で眠っている普遍的なロマンを呼び起こすものです。
通い慣れた街、見慣れた都市が、どんな物語をたたえているのか。
私たちはそれを掘り起こし、現代に生きる人々にロマンを与え、希望を与えることができればと思っています。