演出家や監督がよく言うはなし、
「良い役者とは相手のセリフを『聴ける』役者だ」
この
「聴く」って、何でしょう?
それは、
相手が話している内容を、言葉で聴くのでなく、
聴きながら同時に映像化する「イメージ力」のことです。
これが出来るようになると、演技力は格段にアップします。
あなたの演技は、セリフが無いシーンでも観客の目を引くようになります。
特に、
演出家、キャスティングプロデューサーなど、演技を見ることに長けている人の目を惹きつける俳優になります。
勿論セリフがあるシーンも、断然よくなります。
テレビでも映画でも舞台でも、
この視覚化を伴ってセリフを話している俳優とそうでない俳優の違いは歴然。
雲泥の差です。
多くの観客にこの違いは伝わります。
これは芸人の世界でも同じらしく、有名な芸人さんがテレビで話していました。
「売れてるやつは大抵、『今日ここまで来た道のり説明してみ。』って言うたら、ありありと今目の前で見てきたように喋りよるわ。でもあかん芸人はこれが下手やねん。」
(cf:これも。島田紳助さんが松本人志さんと話しているラジオ音声。「嘘つくときは映像が事細かに見えてる:島田紳介」
https://youtu.be/RPKqXoWL3Lw)だからお笑い芸人さんにはドラマや映画でも演技の上手い人が多いのかもしれません。
また、この能力は
舞台上やカメラ前のパフォーマンスだけでなく
台本を読み解く力も伸ばします
台本の各所に散りばめられている情報を整理して理解することができるようになり、
台本の構造が見えるようになります。
役の置かれている状況を自分ごとのように実感を伴って理解できるようになります。
つまり聴く能力のある俳優は
台本もよく読める俳優だということです
なるほど、だから「聴ける俳優は良い俳優」と言われるのも腑に落ちます。
その外にも
現場で演出家の指示やダメ出しが「どういうことなのか」正確に理解できるようになったり、
他人の話の内容をありのまま正確に理解出来るようになるので
どんな分野でも仕事がはかどるようになったり
人間関係が良くなったり
コミュニケーション能力が上がるので人生のあらゆる面で質が高まります
さて、ではこの良いことづくめの能力を高める方法は?
人の話を聞くときに、
頭の中で、
まるで自分が映画監督になって映画を撮っているように、
自由にはっきりと映像化しながら、
聞く。
これだけです。
難しい話ではありません。
自分の好きなことについて想像してる時なんて誰でも自然にやってることですよね?
好きな人とのデートを妄想する時。
ちょっとエッチな妄想をする時。
ね、めちゃくちゃビジュアル化してるでしょう?
つまり「誰でもできる」ことなのです。
ただ、それを
どんな時でも、どんな内容でも、
「今からここでやってください」
って言われて出来るようになるには、
「何度も繰り返し練習」
する必要があります。
意志の強さに自信があって一人で訓練を続けられる人は、
ここで紹介したことを今日からやってみてください。
「自分一人で毎日訓練って、なかなかできないんだよな〜」
という人は、
週に2日、少しだけ早起きして、
ビジュアル・リスニング
と名付けたこの訓練を
私たちと一緒に
気楽に楽しく行いながら「確実に」スキルアップしていきましょう。
Prayers Studio では2020年の夏からこの朝活を始めて継続してきました
参加者の皆さんが今までに報告してくださった感想・成果は以下。
確実に成果が出ています。
==ビジュアルリスニングの感想と成果==
・映画の撮影現場で、自分が複数のカメラにどう写っているか手にとるように分かるようになった。
・ドラマの脚本を読んだら以前よりも状況のイメージが出て来るようになってて驚いた。
・ナレーションの仕事の現場で台本の理解が確実に早く、深くなった。
・助監督の指示を一発で正確に理解して動けるようになった。
・先日の現場でディレクターさん達の説明をビジュアルリスニングで聴いてディスカッションしたら仕事がすごくスムーズに進んでとても喜ばれ、次の仕事につながった。
・自分の過去を思い出し易くなって、演技のプライベート化がし易くなった。
・前は演出家のダメ出しにいちいち凹んでたけれど、ビジュアルリスニングするようになって演出家の言いたいことを正確にキャッチできるようになったし、いちいち凹まなくなった。
・台本が分かりやすくなってきた。台本の構造が見えやすい。
・台詞を覚えやすくなった
・ボイストレーナーの先生から「伴奏を聞けていない」と言われていたが、ビジュアルリスニングすることで伴奏が詳細に聞こえるようになった。
・好きな音楽の歌詞がより入って来て楽しい。
・仕事先で相手の話の内容を映像として見ながら聞いていると詳細が具体的になってよく分かるのでついつい楽しくなって笑いも出て場が良い雰囲気になった。
・大嫌いな上司のむかつく武勇伝話とかもビジュアルリスニングすると映画を見るように楽しく聴けている。
・上司の指示に対して、つど適切な質問をする習慣が出来て仕事が早くなり、上司の私への信頼度が上がった。
・クライアントさんの依頼がとてもよく分かるようになった。
・以前は夫の仕事の話は難しくてわからなかったのに、最近はビジュアル化しながら聞くとわかるようになり私の反応に夫が嬉しそう。
・焼き鳥屋で働いてるが、お客さんの話がどんな話でも面白く聞けるようになり、こちらも質問出来るようになって会話が弾むようになった。
・職場で上司に叱られても「自分はダメだ」っていちいち落ち込まなくなった。
・買い物のメモを見なくても覚えておけるようになった
・人前で話すことが怖くなくなった
・人見知りがなくなった。
・英語のレッスンにも効果的で驚いている。
・朝早起きするようになって1日が充実するので良い。
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申し遅れましたが
私は Prayers Studio という劇団を主催し演出、俳優の指導なども行っている
渡部朋彦といいます。
もともと私は俳優で、
20代はアメリカ系のいわゆるメソッドアクティングを学び、幾つかの舞台と映画やテレビの仕事をし、
30代は本場のロシア人演出家のもとでスタニスラフスキー・システムを学び劇団を作り400回を超える本番の舞台上でスタニスラフスキー・システムを検証してきました。
2016年には、ハリウッドの最終兵器と呼ばれるアクティングコーチ、イヴァナ・チャバックの初来日公開WSで選抜された12人の俳優中でダントツ最高の評価を得ました。
最近は自身が演じる機会は減りましたが一番最近演じたのは
昨年5月にコロナ禍で開催された
「12人の優しい日本人を読む会」で陪審員12号を演じました。
(リアルタイム視聴数1万5千。1ヶ月での視聴回数60万再生)
観客を物語世界に一瞬で引き込む俳優の演技力というのは確実に存在します。
それをどうやって再現性高く獲得するのかが
私の最大の興味関心事でずっと実践し研究してきました。
そして単発のWSではなく、
気長にひたすら反復練習を続けられる環境を作ること
それこそが、本気で俳優を伸ばす最良の方法だと考えて仕組みを作ってきました。
このビジュアルリスニングという仕組みは現在まで私が手掛けたWSの中で最高の発明だと感じています。
ビジュアルリスニングは
毎週 月曜・金曜
朝7時〜7時50分
オンライン上のzoom会議室に集合して
皆で楽しく気楽に訓練します
この「楽しく」「気楽に」も、能力を伸ばす秘訣です。
反復訓練で確実に底力をつけましょう。
<開催日時>
9/3(金),6(月),10(金),13(月),17(金),20(月),24(金),27(月)
朝7時〜7時50分
<訓練方法>
オンライン会議ツールZoomを使います。
オンタイム参加ができない日も、
毎回フォローアップ動画を撮影していますので閲覧用URLをお送りします。
時間のある時にその動画を見て訓練して頂くことが可能です。
<金額>
1ヶ月 8千円
3ヶ月分まとめて申し込みの場合 2万円(4千円お得です)
<システム>
①お申し込みが完了すると
②ビジュアルリスニング入門動画をお送りします。
簡単な説明のこの動画を見終えたら準備完了。
9月から、月曜金曜日の朝の訓練にご参加下さい。
③毎週月・金曜の7時〜7時50分。
1ヶ月合計8回
5週目は原則としてお休みです。
④リアルタイム参加できない日はフォローアップ動画で訓練可。
<申し込み>
件名に ビジュアルリスニング参加希望
本文に お名前・電話番号・メールアドレス
を記載して
メールもしくはLINEお申し込みください。
メール
meil-info@prayers.jp
電話 080-7004-8293
LINE
https://lin.ee/AkPqE7T ※翌日までに返信がない場合は、メールトラブルの可能性がございます。
お手数ですが、別のアドレスからご連絡頂くか、LINEかお電話でご連絡ください。
<申し込み締め切り>
8月31日火曜23時59分