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日本劇作家協会「せりふを読んでみよう」第8回
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⇒詳細
http://www.jpwa.org/main/activity/serifu─────────────
「楽譜のように読む」
「台本を手渡されたものの、最初にどう声を出したらいいのか分からない。そうした経験を多くの俳優はしています。
音楽のことを考えてみます。楽器などは誰が演奏しようと音程やリズムは基本的に同じです。楽譜に従って演奏すればいいからです。それをクリアした上に個々の表現なるものは生まれる。実は演劇も同じだと考えます。俳優にとって個性は大事ですし、他とは違う自らの魅力探しも必要ですが、「楽譜通りに音を出す」ということには無頓着な気がします。
演劇における楽譜は……台本です。台詞の音は台本に書かれています。しかし、俳優がそれぞれ勝手に読み、バラバラに好きな声を出していては曲になりません。今回の講座では正確に譜面(台本)を読み、その通りに演奏(演技)するということに焦点を当てます。
講座本体は俳優向けですが、それに伴い私を手伝ってくれる若干名の劇作家も募集します。講座の中でテキストを提供してもらい、楽譜として機能しているかどうかを一緒に検証したいと考えています。これは劇作をしていく上で役立つスキルだと思います。
[講師プロフィール]
土田英生(つちだひでお)
劇作家・演出家・俳優。MONO代表。
1967年、愛知県生まれ、京都在住。
1985年の立命館大学入学と同時に演劇を始め、89年にB級プラクティス (現MONO)結成。90年以降の全作品の作・演出を担当。99年に『その鉄塔に男たちはいるという』でOMS戯曲賞、2001年に『崩れた石垣、のぼる鮭たち』で芸術祭賞優秀賞。2010年から2013年まで「日本の劇」戯曲賞の最終選考委員、2014年より北海道戯曲賞の最終選考委員。劇作と並行して映像脚本の執筆も多数。ドラマ『斉藤さん』『崖っぷちホテル!』、映画『約三十の嘘』『初夜と蓮根』など。2017年、小説『プログラム』(河出書房新社)を上梓。
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【スケジュール】
2019年3月11日(月) ・18日(月) ・19日(火) ・20日(水)
【会場】
芸能花伝舎 創造スペース[住所:東京都新宿区西新宿6-12-30]
11日=C1 / 18日=C2 / 19日・20日=B1b
【応募受付期間】
2月6日(水)0:00ー20日(水)23:59締切
【募集要項】
[定員]俳優=10名程度/劇作家=5名程度
[参加費]俳優=4日間4,000円/劇作家=無料 (別途テキスト代がかかる場合があります)
[応募条件]
《俳優》
・全4日間の参加が確実に可能な方/遅刻・早退不可
・20歳以上
・舞台経験2年以上
・プロの俳優として生計を立てていくことを目標にしている方
《劇作家》
・全4日間の参加が確実に可能な方/遅刻・早退不可
・年齢不問
・1作以上の戯曲執筆経験のある方
・今後も書き続ける意志をお持ちの方、プロの劇作家を目指す方
[応募方法]
劇作家協会ウェブサイトをご覧ください⇒
http://www.jpwa.org/main/activity/serifu【お問合せ】
松本 悠・国松里香
日本劇作家協会 事務局
TEL: 03-5373-6923
MAIL:
jpa.serifu@gmail.com (せりふWS専用)
Webサイト:
http://www.jpwa.org/