演出家 鈴木裕美による
俳優のためのワークショップ
鈴木の考える戯曲の読み方ワークショップ
≪鈴木裕美より皆さまへ≫
今回は二つのワークショップをやります。
来年新国立劇場で、全てのキャストがオーディションによって決定した「かもめ」を演出しますが、鈴木個人としても、フルキャストオーディションでの芝居作りは、以前からやりたいと思っていたことでした。今後、個人の企画でもオーディションによる芝居作りをやっていきたいと思っています。私個人としてはその準備の意味もあり、多くの魅力的な俳優さんたちと出会いたいと思っています。
俳優のためのワークショップでは、私の考える「俳優の仕事」とはどういうものか、お伝えしたいと思います。
もう一つは、「本の読み方を教えて欲しい」と言われることが多く、戯曲の読み方のワークショップをやってみることにしました。が、“教える”のはおこがましいですし、基本的にはどう読んでも自由だと思うので、あくまで、”私の考える戯曲の読み方”をテキストを用いて具体的にお話ししたいと思います。
【募集概要】
☆日程 2019年2月7日(木)~10日(日)4日間
☆時間
俳優のためのワークショップ16:00~21:00
鈴木の考える戯曲の読み方ワークショップ12:00~15:00
☆会場
芸能花伝舎 東京都新宿区西新宿6-12-30
【俳優のためのワークショップ】
シアターゲームを少し。テキストを使ってのシーンスタディが中心になります。いつもは5日間なのですが、今回は4日間なので1日の時間を長くしました。テキストは参加してくださる方の顔ぶれを見て決めたいと思っていますが、以前はウィリアム・サローヤン『おーい、救けてくれ!』、山田太一『ふぞろいの林檎たち』、飯島早苗『絢爛とか爛漫とか』などをやりました。チェーホフ『かもめ』テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』なども候補として考えています。また、実際に演じて頂く俳優の方以外に、見学のみの方も参加可能です。見学の方にも質問や意見を発言していただけます。
☆時間 4日間 16:00~21:00
☆応募資格
A 実際演じる方
①自分をプロの俳優だと思う方
②全日程参加可能な方。(参加者同士で組んで演じて頂くので、お休みされると相手の方が演じられなく
なるため)
B 見学 16歳以上どなたでも
☆募集人数
俳優(A)16名程度 / 見学(B)若干名
(A)※応募者多数の場合には、書類選考をさせていただきます。その際、なるべく多くの方と出会いたいとの思いから、初めて参加される方を優先する可能性があります。
☆参加費 35,000円(消費税込み)A・B共通
☆締切
2019年1月17日(木)
<選考の結果、参加決定のご案内>:1月26日(土)までに全員にご連絡します。
【鈴木の考える戯曲の読み方ワークショップ】
テキストを用いて、私なりの戯曲の構造の捉え方、台詞の理解の仕方をお話し致します。その際参加してくださる俳優の方には、声に出して読んでいただくこともあると思いますが、演技に対するコメントは最小限にしたいと考えています。
☆時間 4日間 12:00~15:00
☆応募資格 16歳以上どなたでも
☆定員 40名程度 ※先着順
☆参加費 21,000円(消費税込み)
☆締切 2019年1月17日(木)
※応募者多数の場合には、期日前に締め切らせていただく場合がございます。
【お申込み方法】
ご希望のワークショップと応募の区分、連絡先メールアドレスを明記の上、下記プロフィールを添えて郵送またはメール(形式:pdf、jpg等)でお送りください。
☆俳優
写真(バストアップ・全身)、プロフィール、コメント「このワークショップに求めるもの」140文字以内
☆見学・戯曲の読み方ワークショップ
簡単な写真付きプロフィールとコメント「このワークショップに求めるもの」140文字以内
※演出助手をしてくださる方も募集します。
ワークショップの募集概要はこちら
http://www.bug-corp.com/yumisuzuki◆資料送付先/お問合せ先
バグ・ミュージック株式会社
〒150-0011 渋谷区東3-16-1 BELL THE EBISU6F
s-info@bug-corp.com TEL:03-3797-0513
今回の2つのワークショップは、プロの俳優向けの「俳優のためのワークショップ」、職業や経験を問わず、鈴木裕美と一緒に戯曲を読みたいという方なら誰でも参加が可能な「鈴木の考える戯曲の読み方ワークショップ」です。
今後、個人の企画でもオーディションによる芝居作りをやっていくための準備を兼ねています。
ご興味のある方のご応募をお待ちしております。
<鈴木裕美 プロフィール>
1982年、日本女子大学在学中に「自転車キンクリート」を結成。小劇場から大劇場、ストレートプレイ、ミュージカル、ダンスと幅広く活動。 2011年、個人ユニット「鈴木製作所」を立ち上げ、『ノミコムオンナ』を製作。近年の主な演出作品に『二十日鼠と人間』、『宝塚BOYS』、『シラノ・ド・ベルジュラック』、『フロッグとトード がま君とかえる君の春夏秋冬』、『蜘蛛女のキス』などがある。
紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀演出家賞、千田是也賞、菊田一夫演劇賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞など受賞歴多数。