内野儀連続ゼミナール
アメリカ演劇を「再訪」してみる―なぜ、トランプなのか!?
ドナルド・トランプが大統領になったとき、「えっ、なぜ?」と多くの人が思った。もちろん、「多く」が「多く」ではなかったことが問題だった。ニューヨークを中心に、ニューヨーク的価値のフィルターを通して、アメリカ合衆国を見てきたことが問題だった。本講座では、この「えっ、なぜ!?」を出発点として、これまで、ニューヨークを中心に発展してきた、ブロードウェイ・ミュージカルをふくむアメリカ演劇の歴史を「再訪」してみる。「自由と平等を愛する」アメリカの人びとの心を捉え、「アメリカの夢」の代名詞的存在として、また、リベラルな理想を説き続け、ついには、ディズニーまでもが参入するほどだった、ニューヨークの演劇は、その歴史的役割を終えてしまったのか?
講師略歴:内野儀(うちの・ただし)演劇批評家、学習院女子大学教授
日米の現代演劇を中心に、研究批評活動を展開。著書に『メロドラマの逆襲』『メロドラマからパフォーマンスへ』『Crucible Bodies』『「J演劇」の場所』など。
[日時・内容]
第1回 11月30日(金)19時~21時
植民地時代からユージン・オニールまで―〈近代化〉の物語は今でも有効か?
第2回 12月7日(金)19時~21時
リヴィング・シアターからレザ・アブドーまで―アメリカ的前衛主義とは何だったのか?
第3回 12月14日(金)19時~21時
同時代の米演劇を俯瞰する―「失敗の美学」とその後
場所=座・高円寺 地下三階 けいこ場2
受講料=各回1,000円(資料代含む)
定員=先着40名 ※3回参加が望ましいですが1回でも可
[申込方法]
①名前(ふりがな)、②職業、③電話番号、④メールアドレス、⑤受講希望日を下記担当までお知らせください。
[申込先・お問合せ]
〒166-0002 東京都高円寺北2-1-2 座・高円寺劇場創造アカデミー担当
TEL. 03-3223-7500 FAX. 03-3223-7501 メール
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