あれは幻だったのだろうか。すべて幻だったのだろか。
そして今日、小鳥の家は最後の日を迎える。とある大都市に屋敷を構える小鳥 (ことり)家。
その当主である「小鳥カオル」が
突然姿を消した。
しかし、主不在のまま開かれる謎の会合。
集められた四人は何もない大広間に佇み、窓の外を眺め続ける。
その先に見えるのは――。
風に揺れるブランコだった。
あの日、
一人はそれに乗り、
一人はそれを見守り、
一人はそこから落ち、
一人はその記憶を消した。
あの日の風景が窓に浮かんでは消えていく。
あれは幻だったのだろうか。
すべて幻だったのだろうか。
そして今日、小鳥の家は最後の日を迎える。*****************************
舞台となるのは、ナオル、アタル、カオルと続く「小鳥家」。
当主であるカオルが失踪する中、屋敷で開かれる謎の会合。
それらが一本の線になった時、「小鳥家」が隠し続けてきた秘密が暴かれる。
誰にも言えない罪を背負った男と屋敷。
罪を隠し続けるのか、あるいは対峙するのか――。
「家」という過去そのものが本作品の大きなテーマとなっています。
グラス・マーケッツ、渾身の朗読作品。
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[池田長十]
結成当時よりすべての脚本を手掛けてきた池田長十は、小説『晩夏光』にて第五回角川春樹小説賞を受賞(池田久輝名義)。
翌年には続編となる『枯野光』を発表(角川春樹事務所)。
以降、『まるたけえびすに、武将が通る。』(幻冬舎)、アンソロジー『タッグ』を上梓。(日本推理作家協会会員)
【出演者】
朗読=佐野真希子・河村聡子・伴野由季・田中直実
脚本=池田長十
演出=佐野真希子
音楽=原澤孝之
フルート=牧優子
【制作協力】
モノクル:石田知子・兼田匠・takami・辻明子・洋恵
【開催日時】
2017.7.1 (sat) - 2 (sun)
1日(土)=15:00
2日(日)=11:30/14:00
(*計3ステージ いずれも開場は30分前。*上演時間 約70分)
【定員】
各ステージ 50名
【会場情報】
≪会場名≫
芝川ビル4階401号室 モダンテラス
http://shibakawa-bld.net/access/access.html*芝川ビルは、1927年 (昭和2年)に竣工。アールデコ調の華麗な装飾が特徴的で、昭和初期の近代建築の姿をつたえるものとして歴史的価値を持つ。
2006年に国の登録有形文化財に指定される。
≪所在地≫
〒541-0044 大阪市中央区伏見町3-3-3 芝川ビル4階
≪アクセス≫
・地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」13番出口より徒歩3分
・京阪本線「淀屋橋駅」より徒歩3分
(*11番出口は工事のため閉鎖中です。13番出口をお使いください)
【料金】
一般:2,500円、学生:1,500円
【申し込み方法】
http://www.glassmarkets.net/kotorike/index.htmlこちらの専用フォームよりご予約をお願い致します。
【主催】
朗読ユニット グラス・マーケッツ
http://www.glassmarkets.net