SPAC秋→春のシーズン#4
SPAC新作
=『薔薇の花束の秘密』公演のご案内=
=MYSTERY OF THE ROSE BOUQUET By MANUEL PUIG=
豪華な病院の一室。患者である老女は、専用の付添婦を雇い、わがままの言い放題。14ヶ月前に最愛の孫を亡くし意地悪に拍車がかかっていたが、同じ頃、付添婦の母も世を去っていた。2人は次第に心を通わせるが…。
演出:森新太郎
作:マヌエル・プイグ
翻訳:古屋雄一郎
出演:角替和枝、美加理
会場:静岡芸術劇場(JR東静岡駅そばグランシップ内)
上演時間:約2時間55分/休憩あり
日程
12月12日(土) 14:30 ☆★
12月19日(土) 16:00 ◆◇
12月20日(日) 14:30 ☆★
12月23日(水・祝) 14:30 ★
☆はじめての演劇鑑賞講座
演劇初心者の方向けに、SPAC俳優・永井健二が見所を観劇前にレクチャーいたします。観劇がはじめてでない方もご参加いただけます。
★バックステージツアー
SPAC創作・技術部スタッフが舞台裏を特別にご案内!「あの仕掛けはどうなっているの?」など舞台の疑問にお答えします。
◇アーティスト・トークあり
終演後に、森新太郎(演出)、宮城聰(SPAC芸術総監督)と、ゲストによるトークを開催します。
◆浜松バス運行あり
浜松から静岡芸術劇場までの往復バスを運行いたします。
お帰りの便は、公演・トーク終了後に劇場前より出発します。
<作品について>
病室で出会う2人の女を通して、現代社会の息苦しさをたくみに表現した1987年に初演された戯曲。愛する人を亡くした2人は、過去にさかのぼり、心のわだかまりと向き合う。遊び人の夫と家庭を守る妻、病妻を隠した愛人との交際……浮かび上がるのは、世間の常識にとまどう家族の姿。人目ばかり気にせず、真心の力で人生を切りひらくにはどうすればいい? そんな痛切な問いかけが、作品全体に漂っているかのよう。近年ますます活躍の場を広げる演出家・森新太郎を迎え、テレビでも馴染み深い個性派女優・角替和枝と数々のSPAC舞台で観客を魅了する美加理が初共演。見えない壁に閉じ込められた全ての人へおくる「薔薇の花束」。
【作】
マヌエル・プイグ Manuel Puig
現代ラテンアメリカ文学の代表的作家。1932年アルゼンチン生まれ。幼少期から映画に心酔し、映画監督になるためイタリアで修行するも挫折。初の長編小説『リタ・ヘイワースの背信』(68)で注目を集め小説家に転身。73年アルゼンチンの政変以後、アメリカ、メキシコ、ブラジル等を転々とした。『蜘蛛女のキス』(76)が映画化され世界中でヒット。その作風は、手紙、日記等の一人称語りのたくみな構成を特徴とする。90年メキシコで急逝。
↓SPAC公式ホームページサイト『薔薇の花束の秘密』↓
http://spac.or.jp/rose_2015.html