マイケル・チェーホフ演技法WS参加者募集。
昨年の来日ワークショップご好評につき、今年も開催いたします。
日本では、まだあまり知られていないハリウッドなど欧米で実践されているマイケル・チェーホフ演技法のワークショップです。実践的に解りやすくコーチしていきます。
欧米演技法というと、アル・パチーノやメリル・ストリ-プなど数多くの名優を輩出したNYアクターズスタジオなどによるメソッド演技をイメージする方が多いと思います。
欧米演技法は、ロシアのスタニスラフスキーがその第一人者であり、その後アメリカにて熟成された演技法です。
リー・ストラスバーグによる俳優自身の過去の実体験を用いた演技法やリアクション(反応)に重点を置くマイズナーテクニック、想像力を最大限に生かして濃いキャラクター作りにとりくめるステラ・アドラー演技法などが著名です。
上記の演技法に共通するのは、日本でありがちな「見せる演技」ではなく、俳優自身の五感や心理を駆使する自然な演技です。
一方、これら俳優の内面を重視した演技法には落とし穴もあります。俳優自身が内面の役作りにばかりに気を取られて、客観的にどう見えているのか、効果的な見せ方が出来ているのか、また芝居が小さい、様式美的演技に対応できない、など実践的な側面で対応できない場合も少なくありません。
マイケル・チェーホフ演技法は、ボディコントロールを主眼においています。人の『声』や『動作』を類型化して、役に応じてコントロールして魅力的な役を構築していくというものです。
内面的演技だけではなしえない魅力的な役作りができます。とくにジョニー・ディップのように特化したキャラクターをあみ出すには最適のメソッドです。
例えば、頭を両手でかかえるにしても、顔を手のひらでかくすのと、後頭部を両手でかかえて首を落とすとでは全く観客の印象が違います。内面で泣いて涙を流した演技をしても、体がコントロールされていなければ観客にとってはつじつまの合わないメッセージとして受け取られます。
体のトータルコントロール、背中で演技ができるような表現者を養います.内面を演じるのではなく 外面のジェスチャーをコントロールすることにより観客の印象と自分の伝えようとしていることの整合性をもたせる本当のエンターテイナーの "魅せる”演劇法です。
欧米演技に興味のある方はもちろん、日本でも映像、舞台ともに実践的に生かせる演技法です。
講師はロサンジェルスを本拠地にアメリカ演劇を勉強し、アメリカにて活動する『又村かずき』さんが担当いたします。
また、今回はアメリカのテレビドラマシリーズ「スーパーナチュラル」でも主演し、数々のハリウッド映画にも出演しているジム・ビーヴァー氏を迎えて、ハリウッド俳優のお話などを聞く時間を設けられればと考えてます。
今回は基礎コースと応用コースとに分けてワークショップを行います。応用コースでは、簡単なシーンを盛り込む予定です。応用コースは基礎コースを受講しないと分りづらい内容となっておりますので、応用コースご希望の方は基礎コースも受講されることをおすすめいたします。
レッスン内容は状況によって変更いたしますが、以下に予定メニューの例を上げます。
※サイコロジカルジェスチャー・・・ジョニーデップはどのようにジャックスパロニー変身したか?
「パイレートオブカリビアン」では、ディップはローリングストーンズのキースリチャードのまねをしているってご存知ですか?これは “着ぐるみ法”とよばれるテクニックです.
※ラディエーション&クオリティー・・・ダーティーハリーの目つきはどこからきたのか?
重心を片目の眉上に置くのと 上唇に置くのとでは全く別のキャラクターになります。演ずる役によって重心をかえれる役者が“性格俳優”とよばれます.
※クゥオリティー・・・マリリンモンローの「7年目の浮気」の動きかたの秘話。
あれは体を“風”にした動き、火、風、地、水と体の成分・クオリティーを想像し、体の動くリズムを統一します.
【日程】 11月12日【土】 12~15時 基礎コース
16~19時 応用コース
11月13日【日】 12~15時 基礎コース
16~19時 応用コース
【料金】 1コース 2500円 ・ 2コース 4000円
【場所】 新宿村スタジオ(予定)
最寄駅・・・新宿、西新宿、中野坂上
新宿区北新宿2-1-8 tel 03-3361-5376
http://www.shinjukumura.co.jp/【定員】 20名(定員になり次第、締め切らせて頂きます。)
【準備するもの】 動きやすい服装、シューズをご用意お願いします。
【お申込お問合せ】 仲介者のクツザワ(沓沢周一郎)まで御連絡下さい。
kutukutukuttu-92kuttu-@hotmail.co.jp080-5511-1267
【お申込の際以下に関しての明記をお願い致します。】
1、氏名
2、年齢、一般か学生か?(だいたいで結構です。)
3、当日連絡先電話番号(携帯)
4、演技、演劇などの経験(簡単で結構です。)
5、現在、または今後演技のどのような部分を勉強していきたいか?
6、当ワークショップ情報を何で知ったか?(ミクシィまたは、ネット情報掲示 板など)
【講師】 又村かずき(女性)
94年渡米。ステラアドラー・アカデミー、マイケル・チェーホフ・スタジオ、フランク・コサロよりアクティングを学ぶ。サンゼルスを本拠地にアメリカにて活動する演技コーチ、演出家、女優。同時に劇場を備えるシークレットローズシアターを98年に設立し、数多くの舞台を製作。
http://www.secretrose.com/index.html‘06年にウーマンインシアター賞、’08年にフレッド・ボーゲル賞などを受賞。
トニー賞受賞サミー・ウイリアムズはじめ現在活躍中の俳優指導、メディカル・コンサルタントとして俳優や表現者の育成に努めている。アリッサ・ミラノなどハリウッド俳優らと広くネットワークなどをもつ。
http://www.travel-a-s.com/speechindex.html