▼雑誌大賞グランプリ
BRUTUS (ブルータス) 2011年 4/15号「今日の糸井重里」 (マガジンハウス)
【受賞理由】
編集長、書店員の票をバランス良く獲得し、グランプリを受賞。
糸井重里氏に2カ月間密着し、糸井重里氏とは何者なのかを掘り下げて特集した。
「言葉」だけ抽出して構成していく特集切り口の着眼点と、その読みごたえが まさにBRUTUSらしいと評価を集めた。
震災直後にtwitterでの発言が話題になっていた糸井重里氏の「1冊特集」 というタイミングも絶妙だった。
▼雑誌大賞準グランプリ
Newton (ニュートン) 2011年6月号「福島原発超巨大地震」 (ニュートンプレス)
【受賞理由】
原発事故を受けて理解しておくべきことを、冷静に、かつ権威ある形にまとめた姿勢が 支持されての受賞。
準グランプリを受賞した6月号に加え、7月号でも「原発と放射能」を大特集するなど、
地震や原発事故に対して、科学雑誌ならではの視点で読者の知りたい情報を 細密に緊急特集し、需要に応えた。
「今までに経験したことがないくらい売れた」という書店員の声が多く 店頭でも目立っていた。通常Newtonを取り扱わない店頭ですら扱ったという。
▼【TREND MAKE MAGAZINE賞】
「
男子食堂」 (KKベストセラーズ)
【受賞理由】
編集長・書店員の支持を多く集めての受賞。
男性をターゲットとした料理雑誌の草分け的存在が、「男子食堂」。
本誌のみならず、別冊の調味料特集、フライパン料理特集もよく売れている。
「男子食堂」は、USTREAMを使った料理教室など、新しい雑誌の作り方をしながら、
「料理男子」という市場を作っていることが評価されての受賞。
また、同一カテゴリーで競合媒体が出現したことも、「流行事」として 一般に拡がっていたことを裏付ける事実である。
テレビ番組でも料理をする男性を目にすることが増えている。
※男子食堂では、中村獅童氏が連載中。
▼【雑誌新人賞】
「
WIRED (ワイアード) VOL.1」 (コンデナスト・ジャパン)
【受賞理由】
編集長と書店員から多くの票を獲得。
1993年のアメリカ版創刊以来の古くからのファンだけではなく、
“新しいジャンルのメディアジャーナリズム”として期待されての受賞。
「WIRED Vol. 1」はオンライン書店ではどこも発売直後に売り切れるなど注目された。
雑誌の発売日と同時にWEBサイトもオープンし、毎日情報が更新されている。
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