男は失業し、莫大な借金を負う。妻は男から去り、破産管財人が「譲渡できない物品」のリストの作成、債権者との交渉、賠償計画の調整を担う。少しづつ、やがて全ての所有物を奪われていく男は失った物を取り返すのか、もしくはそれらなしで生きていくことを学ぶのか、、、
「所有」という観点から、厳しく冷たい現代における人間を考える寓話です。
フランスでは2007年に初演され、大きな反響を呼びました。
東京タンバリンの作家・演出家である高井浩子は人間の「心の闇」「負の部分」を日常会話の中にさらりと描き出す劇作と、大胆で細やかな演出は高い評価を得ています。
劇団活動の他にも映画監督・本広克行氏と組んでの「Fabrica」3部作、柴咲コウ主演の映画「食堂かたつむり」(監督:富永まい)の脚本など。
フランスで最も注目されている劇作家、演出家の1人、ダヴィッド・レスコによる『破産した男』は「コレクション 現代フランス語圏演劇」(奥平敦子訳、れんが書房新社)より日本語訳が発売中です。
『破産した男』は所有物を少しづつ、少しづつ失いながら生きていく男の物語です。
東京タンバリン、高井浩子の演出による日本でのこの作品の上演は、この戯曲に特別な意味、非常に深い意味を与えてくれると信じています。今まで私は創作に必要な距離を持ちながら、「物を失った人間」という問題について考えていました。今の日本における上演の実現に心より感動し、この問題がより鋭く、より現実的、より真実のものとして強く感じられます。-ダヴィッド・レスコ
2011/2012 あうるすぽっとタイアップ公演シリーズ
「破産した男」
作:ダヴィッド・レスコ
翻訳:奥平敦子
脚本・演出:高井浩子
出演:今井朋彦(文学座)、内田淳子、太田宏(青年団)
企画:東京タンバリン、東京日仏学院
共催:あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)
助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
アンスティチュ・フランセ、笹川日仏財団
会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
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公演日程
10/6(木) 19:30
10/7(金) 19:30
10/8(土) 18:00
10/9(日) 18:00
10/10(月・祝) 14:00
料金【日時指定・全席自由・未就学児入場不可】
前売・予約:
一般3,300円、東京日仏学院会員割引3,000円(東京日仏学院受付カウンターのみでの販売)
当日:一般3,500円
☆初回観劇(10月6日)割引
前売・予約:一般2,800円、東京日仏学院会員割引2,500円(東京日仏学院受付カウンターのみでの販売)
当日:一般3,000円
学生割引(当日学生証提示・全公演前売・予約・当日 とも)
大学生(専門学校も含む)2,000円、高校生以下1,000円
前売り・予約開始:
東京日仏学院先行発売 8月27日(土)(*東京日仏学院でのみ、会員チケットのみの販売となります。)
一般 9月1日(木)
チケット取扱い:
・東京日仏学院(東京日仏学院会員割引チケットのみの販売)
電話予約はできません。東京日仏学院受付カウンターのみでの販売となります。
東京日仏学院会員証をご提示下さい。
東京日仏学院会員様のご同伴者1名さままで、割引価格でご購入いただけます。
・東京タンバリン
090-6475-9699
tanbarin@pop06.odn.ne.jp http://tanbarin.sunnyday.jp/ *システム提供:シバイエンジン
・あうるすぽっとチケットコール 03-5391-0516 (10:00-19:00/3階劇場事務所にて販売/郵送不可)
・e+(イープラス)
http://eplus.jp/(PC・ 携帯共通) 『破産した男』チケット購入ページ
・ぴあ 0570-02-9999 (Pコード:414-343)
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アクセス
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル2F・3F