欧米演技法（自然な演技）ワークショップ
http://sanoayaka.cocolog-nifty.com/blog/ このワークショップでは、『自然な演技』を体感することを第一の目的とします。ここでいう『自然な演技』とは台詞回しやゼスチャーに頼らず、人の五感や衝動、心理など内面活動を重視した演技をさします。
人の五感や内面的な心理にかなった演技を学ぶ機会を得られず、常に手探り状態で芝居を続けているという方は少なくないと思います。また演技の学び方が全く分からない方も多いかと思います。
勿論、現場では内面的な演技だけで成立するものではありません。しかし、俳優は得てして内面重視の演技をおざなりにして、台詞回しや見せ方ばかりにはしりがちです。このワークショップは、先ず内面的な演技を充実させることを覚えた上で、 皆さんには各現場のキャリアで得たお芝居感覚と融合させて演劇活動に生かしてもらいたいという理念の下に開催いたします。 （※日本の演劇界の演技スタイルは多様で、『自然な演技』だけでは通用しない場合が多いです。）
欧米演技法とは？・・・アル・パチーノやメリル・ストリ－プなど数多くの名優を輩出したNYアクターズスタジオなどによる「メソッド演技」をイメージする方が多いと思います。
欧米演技法はロシアのスタニスラフスキーがその第一人者であり、その後アメリカにて熟成された演技法です。フロイトの心理学を背景に、演技法を確立したと言われています。よって人間の心理にかなった《アカデミックな体系的演技法》と言えるでしょう。
リー・ストラスバーグによる俳優自身の過去の体験を用いた演技法、リアクション（反応）に重点を置くマイズナーテクニック、想像力を最大限に生かすステラ・アドラー法、ウタ・ハーゲン法などが著名です。
欧米演技法に共通するのは、日本でありがちな「見せる演技」ではなく、俳優が五感や心理を駆使して演じる演技です。だからナチュラルなのです。 もちろん、日本の俳優さんでもナチュラルで素晴らしい演技をしている方は多くいます。ただ日本の場合は、《体系的に演技を勉強する方法》が確立していないので勉強する場が少ないという事実は否めません。
つまり何が言いたいか？・・・あるのです！『自然な演技』を学ぶ方法が。
講師をつとめる沓沢は長年『欧米演技法』を様々な先生に師事しつつ、また商業演劇界にての役者としての経験を生かし、自身の信じる《日本人向け》の演技指導を実践しています。是非一度お試しください。
《交流力》《衝動・開放と集中》《感情の準備》《葛藤ある役作り》など『自然な演技』に必要な要素を効果的なエクササイズや台詞を用いてレクチャーします。参考までにマイズナーテクニックは重要視するテクニックの一つです。台詞や型にとらわれない、相手役との交流を大事にした自然発生的な演技を目指します。欧米演技法に馴染みのない方は芝居観が変わると思います。
毎週月曜日18時～21時にワークショップを行ってます。一度だけでも気軽にご参加ください。見学も可能です。初心者大歓迎。
～詳細～
【日時】毎週月曜日18時～21時
【場所】都内某所（8月15日浜田山会館第2集会室/ 8月22日 ・・・セシオン杉並第6集会室・）
【料金】2千円
【定員】10名
【内容】①シアターゲーム、②集中と五感の働き、③レペティション（＆アクティビティ）、④簡単な台詞を用いて『前提状況の創り方』、『置き換え法』、『目的の設定』、『感情準備』などを学びます。
【準備するもの】やる気。
【問い合わせ】
kutukutukuttu-92kuttu-@hotmail.co.jp 080-5511-1267
～講師紹介～
沓沢周一郎(42歳)
キャッツ /コーラスライン/エビータ/レミゼラブル/十二夜(鵜山仁演出)/ マドモアゼルモーツァルト(音楽座) /トゥーランドット（宮本亜門演出）/夢をかなえる象（奈良橋陽子演出）/ガラスの仮面(蜷川幸雄演出) /Ｔｗｅｌｖｅ（OOBJ） など。
現在、(株)ヴォーカル所属。国立音楽院、芸能養成所などミュージカルクラス、演技クラス講師。
