自分も演劇を始めたときは有名になってお金持ちになって・・みたいなことを思ってましたが約20年近く色んな演劇分野で続けてきて何故続けているのかと問われたら,創造する過程が面白いし,その中からの気づき、発見が自分にとって必要であるから,という事に気づいた。
大事なのは自分の,(自分達の)やりたいと思う欲求や必要性があって方法論なりがあるということです。
日本の場合は試行錯誤の過程なくしてすぐ教えてしまい,しかもそれがあたかも正解であるように教えてしまう。こうしたらいい、ああしたらいい、と。実はその過程においていろいろと発見があり面白みがありそのことのほうが重要であり,その中から新たな疑問点を生み出していく力の方が今求められていると思う。
これは何もかも与えられ制度化されている学校教育や社会が大きく影響していると思っている。しかし社会は複雑多様性,カオスの中に突入しているので今までの答えありきのやり方は通用しない。
日本の役者がパターン演技しか出来ない原因の一つもここにあると思っている。笑うということ一つとっても一つのパターンしか出来ない。笑うということがどういうことか学ばなくて所謂(笑い方)、を教わるから。
ワークというよりゼミみたいになってきましたが(笑) 自分たちが興味を持ったことを自分達で実践して学んでみるというスタンスでやりたいと思う。自分が知ってることは惜しみなく提供したいとは思いますが結局ただ教えるだけでは本当の力は付かないので学ぶ過程を重視しよう思うし共に学んでいきたいと思っている。
考えてきてほしいこと:参加者は次の2つのことについて考えてみて下さい。一般論ではなくあなたにとって・・
① あなたにとっての演劇のイメージは?
② 今この時代に何故演劇なのか?
・ワークの中の1日は身体についてやろうと思っている。身体感覚、空間感覚,自分の体の特徴、内臓器官も含めてどれだけ知ってますか?自分の身体を愛してあげる為に。
初回プログラム:自己紹介、課題について(対話しながら)、後日のカリキュラムについて
日時:8月10日(14~17)、8月17(14~17)、8月24(14~17)、8月31日(14~17)
場所:8月10日(渋谷の喫茶店)参加者人数による、参加者に後日お知らせ
8月17~(初台区民会館)
初日持ち物:筆記用具
参加費:無料
こんな方に向いている:演劇初心者、初級者、興味持たれた方
質問または参加方法:以下のメールアドレスに名前とメールアドレスをお送り下さい。後日初日の場所をお送りします。
kouryu73@gmail.com案内人:北澤輝樹(日本各地、及び韓国,ドイツ,パレスチナ,エジプト,スコットランドなどの各国の劇場、野外で役者として活動。その場、その時、そこに関わる人々との関係を大事に一語一会の精神で活動している。社会の中で「潤滑油の役割としてのアート」を提唱し活動している。)
ホームページアドレス (
http://teru.gonna.jp)