劇団代表作『小栗判官・照手姫』に続く説経シリーズ第二弾美少年に関わる者全てが滝壺に入水自殺する衝撃的古典作品を待望の舞台化!第18回紀伊国屋演劇賞を受賞した代表作『小栗判官・照手姫』において、国内はもとより、エジンバラ、ニューヨーク、香港、シンガポール等の演劇祭に招待され、多くの支持を獲得してきた横浜ボートシアターが、およそ30年ぶりに説経原作の新作に挑戦!原作の文体はそのままに、人と人形、そして仮面の演劇として中世の悲劇「愛護の若」を舞台化します。
演出・遠藤啄郎が作り出した「依り代としての動かない人形」の数々と、それらを「人形遊び」のように用いる役者たち。
説教節政太夫による力強い音楽と語り、ボートシアターのお家芸である仮面を用いたダイナミックな身体表現にも注目です。
美少年に関わる者すべてが滝壷へ入水自殺するという、悲劇を超越した衝撃の展開を、いかに舞台で表現するのか?
ぜひ、劇場で物語りの結末をお見届けください。
<あらすじ>
平安時代、嵯峨天皇の御世。公家二条蔵人清平の一人息子「愛護の若」は、観音から母の命と引き換えに授かった子であった。しかし継母「雲居の前」に懸想せられ、父親からもうとまれ、霧降の滝に入水自殺してしまう。継母「雲居の前」も愛護の若の父親に簀巻きにされ入水。龍の姿となり「愛護の若」の死体を頭上に載せ現れる。そして、愛護の若に関わった人108人すべてが霧降の滝に身を投げ、果てるのであった。
<キャスト>
出演 : 玉寄長政、吉岡紗矢、近藤春菜、綾香詳三、柿澤あゆみ、奥本聡
弾き語り : 説教節政太夫
演奏 : 松本利洋、村上洋司
<スタッフ>
脚本・演出・人形・仮面: 遠藤啄郎
音楽: 説教節政太夫、松本利洋
舞台装置: 堀尾幸男
衣裳: 佐々波雅子
照明: 竹内右史
舞台監督: 山梨信次
演出助手: 垣花理恵子
舞台美術助手: 濱田優衣、湯浅美穂里
人形美術助手: 吉岡紗矢、長井望美
宣伝美術: 遠藤享
写真・記録映像: 古屋均
制作: 斎藤朋(マルメロ)、奥本聡
<公演情報>
公演日: 2014年3月14日〜16日
会場: 東京シアターΧ
開演時間: 14日(金)19時 15日(土)14時/19時 16日(日)14時
(開場は開演時間の30分前)
<チケット>
前売:一般3,500円 学生2,500円
当日:一般4,000円 学生3,000円
(全席自由)
<ご予約>
恋に狂ひて チケット | 横浜ボートシアター
http://www.yokohama-boattheatre.com/ticket.html<劇団HP>
http://www.yokohama-boattheatre.com/