文学には、さまざまな物語、思想、哲学、イメージが言葉として記されています。この【文学+-×÷(ぶんがく・かげんじょうじょ)】では、近現代に書かれた文学作品(言葉)をモチーフとして、私たちのいま居るこの場(現在)を照らし出そうという企画です。今回は芥川龍之介を題材として、6団体が作品を発表します。
芥川龍之介へのアプローチを通じて、参加団体各々の個性や感覚が浮き彫りになり、それぞれが描こうとするものの輪郭や中身がよりクリアに感じられるのではないかと考えています。そして、それと同時に芥川龍之介の作品の中にある現代とも呼応する普遍性や、はたまた特異なものを発見できるのではないでしょうか。6作品にぜひご期待ください。お得なセット券もご用意しています。ご来場お待ちしております。
詳細→
http://raftweb.info/akutagawa●2013年8月9日(金)〜11日(日)
劇団NAT「演劇的な、あまりに演劇的な」
作・演出:工藤花之助 サウンド:近藤頌
出演:笠井幽夏子、森永友基、工藤花之助
「視界の隅に歯車が見えるようになったのは一ヶ月前のことだった。それはきっと運命と呼ばれるものに違いない」
小説家Aは最近、そんなことばかり考えている。だとしたらその運命は何の為に現れて、それに飲み込まれていく自伝はこの現実のどこにあるのか。小説家Aは静かに死へ向かう自伝の執筆を始める。この作品は芥川龍之介の晩年の私小説的作品群を基に構成していく、ある悲劇役者の未完のモノローグである。
PROFILE●2012年、劇団俳優座演劇研究所修了生を中心に結成。〈Narrative-Action〉という方法論を基に、空間を膨大な言葉で満たしていくイメージとかたりの劇世界を展開していく。
●公演日時(受付、開場は開演の30分前)
8月9日(金) 19:00
10日(土) 14:00/18:00
11日(日) 14:00
〈予定上演時間:60分〉
●料金 予約¥2,300 当日¥2,500
●会場 RAFT(中野区中野1-4-4 1F)
●お問合せ/ご予約
RAFT tel/fax→03-3365-0307
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