2011年3月に東京・大阪・金沢で来日上演された韓国発のノンヴァーバル(言語を用いない)・パフォーマンス『NANTA(ナンタ)』。
人気の高さからチケットがすぐに売り切れ、追加公演も完売となった3月公演は、東日本大震災の影響により一時は開催も危ぶまれたが、大盛況のうちに全14公演を終え、早くも6月に再来日公演を行うことが決定した。
3月公演では、東日本大震災の影響で一時は開催を見送る声もあったが、『NANTA』の2000年の初来日公演以降、韓国内のNANTA専用劇場へ多くの日本人観光客が来場しているお礼と恩返しができればという意向もあり、東京公演を含め予定通りに全公演を敢行。
総勢約1万人の観客が、『NANTA』の笑いと感動に包まれた。
また、『NANTA』から東日本大震災の被災地に対して、韓国の大韓赤十字社を通じて、1億ウォンの義援金も寄付された。
韓国の「NANTA」劇場で活躍し6月の日本公演にも出演する、韓国人以外では唯一の“外国人”キャスト・岩本柚香さんは「これからも日本で継続的に公演ができれば嬉しいです。『NANTA』は、舞台と客席が一体になるエンターテインメントです。ぜひ、一緒になって楽しんでいただければ」と更なる意気込みを語る。
熱烈な反響により、決定した6月の再来日公演は、大阪・東京で上演される。6月23日(木)より大阪・森ノ宮ピロティホールにて、30日(木)より東京・サンシャイン劇場にて、計10回公演を上演。(チケットは現在発売中)
<『NANTA』とは>
厨房を舞台とし、台所用品など身近にあるものを使い、次々と繰り広げられるダイナミックかつ工夫を凝らしたノンヴァーバル(非言語)パフォーマンス。韓国の伝統リズムである「サムルノリ」をベースにリズミカルに舞台が繰り広げられる。また、韓国ドラマ『アイリス』や映画『シュリ』の音楽を手がけたイ・ドンジュンが劇中音楽を担当。多くのファンを魅了してやまない理由として、コミカルなキャストに導かれ、観客もステージに上がり、キャストと一緒に味見したり料理に参加したという参加型のパフォーマンスという特徴も。 予測不可能なパフォーマンスは笑いを誘い、家族全員で楽しめる内容だ。更に、3月公演同様、『NANTA』史上初にして唯一の外国人キャストとなる日本人俳優・岩本柚香(いわもと・ゆか)が出演予定。
2002年に初めて韓国で『NANTA』を観て感銘を受け、07年に渡韓。見事オーディションに合格し、09年10月にデビューを果たした彼女のパフォーマンスにも注目したい。
●
「NANTA」日程:2011/6/23〜6/26 森ノ宮ピロティホール(大阪)
2011/6/30〜7/03 サンシャイン劇場(東京)
チケット:[大阪][東京]