浜野謙太(SAKEROCK、在日ファンク)が初主演を務めるドラマ「僕にはまだ友だちがいない」。その続編が見られるかどうかが3月14日、ももいろクローバーZが司会を務める「青山ワンセグ開発〜バトル3決勝ラウンド〜」(NHK Eテレ/木曜深夜24:30〜25:00)でいよいよ決定する。
このドラマは人付き合いの苦手な売れないマンガ家が友だちづくりに奮闘する、中川学のコミックエッセイ「僕にはまだ 友だちがいない 大人の友だちづくり奮闘記」を実写化したもの。
自己啓発本を読んで自分を見つめなおしたり、Twitterやfacebookを駆使して昔の知人を探したり、サブカルイベントや教会に通ったりしながら「人生を語り合える友だち」を探す、涙と笑いの物語だ。
これまでドラマは3話放送され、主人公は友だちづくりのスタートラインに立ったばかりの状態だ。
友だちづくりの“本番”が描かれる今後の展開が見られるかどうかは、視聴者の投票に委ねられている。
【番組概要/投票方法】 NHK-Eテレ「青山ワンセグ開発〜バトル3決勝ラウンド〜」
3月15日0:30〜1:00 (14日深夜24:30〜)
生放送中に視聴者投票が行われ、レギュラー化となる優勝企画が決定する。
投票は「テレビのデータ放送(インターネット接続が必要)」または「携帯ワンセグ」から可能。
http://cgi2.nhk.or.jp/aoyama-k/★浜野謙太コメント
『僕にはまだ友だちがいない』の大事な点は、「まだ」友だちがいない、というところです。
このドラマのPRの一環で、数人で座談会をしました。
大人の男に友だちなんて必要か? いや、そもそも友だちってなんだ?
実はこの、なんとも不明瞭、故に一番頭を使う付き合いを意図的に避けて通っていた。
僕のような「リア充」も、逆の「非リア充」も、「友だち」という面倒くさい、そしてなんかナヨい響きを敬遠したいがために、都合のいいポジショニングをのたまっていた。ようなのです。
つまりこれは得体の知れないものに対してのコミュニケーションであり、これこそ真の大人に求められることなのではないかと導き出されたのです。
だから「まだ」=「これから」友だちを!という前傾姿勢から巻き起こる涙ぐましい出会いの数々を僕は愛せるなあと思うんです。
「まだ」「まだ」人と繋がれるとは、役者?ミュージシャン?として大いに刺激されました。
【書籍情報】
僕にはまだ 友だちがいない 大人の友だちづくり奮闘記著者:中川学
定価:880円(税別)
発行・発売元:メディアファクトリー
著者プロフィール:北海道出身。大学卒業後、小中学校の臨時講師、シイタケの収穫など様々なアルバイトを経験。2011年11月、漫画家志望の若者に格安で住居を提供するトキワ荘プロジェクトに応募し上京。現在はアルバイトをしながらWEB漫画を連載しつつ、人生を模索する日々。趣味は映画鑑賞。