株式会社フェリシモでは、4月度の神戸学校で、映画監督の周防正行さん、女優の草刈民代さんをお招きします。映画『Shall we ダンス?』の出会いをきっかけにご結婚されたおふたりですが、草刈さんにとって当時、初めての女優の経験はそれまでバレエ一筋だったご自身が監督と出会うことで、表現者として、本来求めるべきことに近づくきっかけとなったとおっしゃいます。草刈さんは、バレリーナとしてのキャリアを、2009年に締めくくられましたが、監督とご結婚されて以降の約15年間は、草刈さんが現役のバレリーナとしてのキャリアを最高のところまで高められた年月でした。一方、周防監督はこの15年間、草刈さんの傍でこれまでの作品の根底にもあった身体表現への関心を持ちながら、バレエ芸術の可能性について理解を深めてこられたそうです。そんなおふたりがお互いの世界を生かし合いながらこれまでにない作品として完成したのがバレエ映画『ダンシング・チャップリン』です。この映画は、バレエの美しさや感動を映画芸術の手法で私たちに存分に伝えてくれる、素晴らしい作品です。4月の神戸学校では、この作品についてはもちろんのこと、周防さんが映画監督として、また草刈さんがダンサー、そして今は女優として何を表現し、伝えようとしてこられたのか、表現の可能性、そしてこれから伝えていきたいと思っておられることについて伺います。素敵なカップルのおふたりに、ざっくばらんにプライベートについても伺うひとこまも予定しています。
2011年4月度の神戸学校 開催データ
ゲスト :周防正行さん(映画監督)・草刈民代さん(女優)
テーマ:美しいものを残したい ~撮る者、撮られる者として伝えたいこと~
日時:2011年4月30日(土)13:30~16:00 *13:00開場
場所:神戸朝日ホール(神戸市中央区浪花町59番地)
交通:JR・阪神・阪急・神戸市営地下鉄「三ノ宮(三宮)」各駅より徒歩10分
参加料:おひとり 一般 1,200円(学生 1,000円) ペア(おふたり) 一般 2,000円(学生 1,600円)
*中学生以下の方は無料
*ご参加料は全額「あしなが育英会」の神戸レインボーハウス(震災遺児の心のケアハウス)の運営支援に活用されます
■ゲストプロフィール
<周防正行(すお・まさゆき)>
1956年、東京都生まれ。映画監督、脚本家。89年、本木雅弘主演『ファンシイダンス』でデビュー。92年の『シコふんじゃった。』で、日本アカデミー賞最優秀作品賞などを受賞。96年の『Shall we ダンス? 』では、社交ダンスブームを巻き起こし、日本アカデミー賞13部門独占受賞の快挙を達成。『Shall we ダンス? 』以来、15年ぶりに夫婦タッグとなった最新作『ダンシング・チャップリン』が、4月16日から全国で公開される。
<草刈民代(くさかり・たみよ)>
1965年、東京生まれ。8歳でバレエを始め、18歳で主役デビュー後、日本を代表するプリマ・バレリーナとして国内外の舞台で活躍。96年、『Shall we ダンス?』で映画初出演し、この作品をきっかけに、周防監督と結婚。09年にバレエの引退公演後に撮影した周防監督4年ぶりの映画『ダンシング・チャップリン』でラストダンスを披露している。
■神戸学校とは
今回で168回目を数える神戸学校は、阪神淡路大震災をきっかけにスタートした講演会です。豊かな人生を送ることを目指した「生活デザイン学校」として、毎月1回、各界でご活躍のオーソリティーを神戸にお招きして開催しています。
■お申し込み方法
神戸学校ウェブサイト(
http://www.felissimo.co.jp/kobe/ )からお申し込みいただけます。これまでのゲストの講演内容をレポートしています。