■ごあいさつ
私たちの前には
とまることなく流れる時間の流れがある。
過ぎていく日々の中で
等しく終わりがある。
それは早いか、遅いか。苛烈か、静謐か。
新進気鋭の若手 高尾優太率いる
「劇団ハイデンカン」がお送りする、
『記憶』をテーマにした2作品を上演致します。
また同じ『記憶』をテーマにした作品を
風鈴堂の加古貴之が作・演出。
土曜日だけの特別プログラムにもご期待ください。 (風鈴堂)
劇団ハイデンカン プレビュー公演
「それでももう一度、人と関わるのなら」 総合演出 高尾優太
(本公演では
Aプログラム「恋々葬送」
Bプログラム「騙されるのなら、最後まで」
Cプログラム「曜日の終わりに」
の3作品を上演いたします。
土曜日が千穐楽となります。
プログラムおよび日時をお間違いないようご予約ください。)
■上演日時 (時刻は開演時間)
6月28日(木)19:30 B「騙されるのなら、最後まで」
29日(金)14:00 B「騙されるのなら、最後まで」
19:30 A「恋々葬送」
30日(土)13:00 A「恋々葬送」
17:00 C「曜日の終わりに」
※ 受付・開場は開演の30分前です
■会場 シアター・バビロンの流れのほとりにて
東京都北区豊島7-26-19 (東京メトロ南北線【王子神谷駅】より徒歩12分)
■チケット料金
前売り1500円/ 当日2000円
(日時指定・全席自由)
■チケットご予約
予約受付開始 5月20日(日) (Corichチケット!を利用しております。)
PC版URL
https://ticket.corich.jp/apply/36579/ Mob版URL
http://ticket.corich.jp/apply/36579/ ○予約に関するお問い合わせ (直接メールでご予約いただいても結構です)
reserve-wb@ordinary21.com 070-6454-4147 (久保)
■公演情報
A program 「恋々葬送」
脚本/小林モトハル
演出/高尾優太
演出助手/上島晃子
貴女が、ただの人であったのなら
待ち行く人の波に、貴女が紛れていたとしても
取るに足らない些細な幸福として
覚えていない日々、その活動写真の中に
ただ、ぽつんとあるのみだったろう。
しかし、出逢ったのなら送りたい。
恋患った、日々の告白を
出演/
岩井真人
佐藤すみ花
高尾優太
(以上、劇団ハイデンカン)
―――
B program 「騙されるのなら、最後まで」
脚本/小林モトハル
演出/高尾優太
ドッキドキ! まさか、友人が『悪魔』だなんて!
しかも自分はメフィストフェレスの子孫だって言ってるよ
これは信じられないや!
擦っては消えていく感覚と、混濁する自我。
日々の景色が回っていく。脊髄を記憶が廻って行く
悪魔は、俺に言った「俺の力を使えば、
誰でも言うことを聞かせられる」
そ、そんな力なんて。……いや、コレはおいしい展開かも?
足元が冷たい。爪先から、湿り気を帯びている。
そうだ、あの日は確かに雨が降っていた。
この物語は下柳哲郎と悪魔のお話。
淡々と進んでいくファンタジーだ。
出演/
東山拓広(劇団ハイデンカン)
しょうじゆか(劇団Ya-taro)
タネムラユウスケ(劇団Ya-taro)
新山桃花(Borderline)
谷口歩(Borderline)
有路大輔
―――
C program 「曜日の終わりに」
脚本・演出/加古貴之 (風鈴堂)
あれから何日何ヶ月過ぎたのかも覚えていない。
今が何月何日かなんて、こうなってしまえば関係ない。
木の皮って意外とおいしい。
虫も草も食べられる。
しばらくお腹痛かったけど、慣れれば。
なんてことないの。
ただ息をして、食べて、眠る。
ときどき水浴びして、
いつか地面とひとつになる。
そこに理由も意味もない。
……意味なんて、なかったんだろうか。
出演/ 有川奏子 胡井源太(以上、劇団ハイデンカン)
―――
■Staff
音響監督/TAKU
照明監督/でんこ
総合演出/高尾優太
舞台監督/久保香織
制作/加古貴之
協力/東京バビロン
劇団Ya-taro
Borderline
企画・製作/風鈴堂
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皆様のご来場を一同心よりお待ちしております。