世界でも最も有名な文学作品のひとつ『オズの魔法使い』。その裏話であるグレゴリー・マグワイア著『オズの魔女記』が原作のミュージカル
Wicked(ウィキッド)。アメリカではミュージカルの本場ブロードウェイで2003年に初演を迎えて以来現在も最もチケットが入手困難なミュージカルの1つとしてロングラン公演を行っており、日本でも劇団四季によって2007年に初演を迎えて以来人気を誇っている。
さえない緑色をした西の悪い魔女エルファバと全く対照的な美人で何に対しても意欲的な北の良い魔女グリンダを軸に描かれる人情味のある物語。『オズの魔法使い』でもすっかり御馴染みとなったカカシやブリキ男などのキャラクターの誕生秘話も登場したり、全く境遇の違う2人の魔女の正義と悪、それぞれの正義を問いかける心温まるストーリーと高いエンターテイメント性は流石。
そんなWickedが今年の夏8月29日-10月7日までラスベガスでも公演される事が決まり、チケットが5月19日より販売される。今回公演が行われるのは今年3月に新しくラスベガスのダウンタウンに完成したばかりのThe Smith Center/スミス・センター。Wickedの他にも今月22日-27日まではディズニーの大人気ブロードウェイ ミュージカル Marry Poppins/メリー・ポピンズや7月18日-22日までは1950年代のテネシー州メンフィスのダンスクラブを描いたブロードウェイ作品 Memphis/メンフィスが公開されるなど今までラスベガスでは公開されることのなかったブロードウェイミュージカルが毎月の様に公開されており、来年にはWest Side Story/ウエスト・サイド・ストーリーやBilly Elliot/ビリー・エリオット、Beauty and the Beast/美女と野獣 など言わずと知れた名作が目白押し。
ラスベガスストリップではシルクドゥソレイユの人気作品が多数公開され、Jersey Boys/ジャージー・ボーイズやPhantom/ファントム(オペラ座の怪人) などのブロードウェイ作品も常設公演を行っているが、本格ブロードウェイミュージカルをラスベガスで堪能出来るとあって今後はスミス・センターからも目が離せない。
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