キビるフェス2018~福岡きびる舞台芸術祭~ 参加作品
劇団HallBrothers公演『となりの田中さん』
第六回九州戯曲賞大賞受賞作品。
劇団HallBrothers代表作、キャストも変更し、2014年以来4年振りの再々演。
パピオビールームに2階建てアパートをどーんと建てます!
◆あらすじ◆
田中千裕・孝一郎が引っ越してきたアパートは、偶然にも入居世帯全てが「田中さん」であった。
「同じ田中同士、仲良くしましょうね。」とにこやかに挨拶を交わしたはずだったが、同じ田中なだけに余計気になるとなりの様子。
「あちらの田中さんは…」「こっちの田中さんは…」「向こうの田中さんは…」
とついつい互いを比べ、ねたみ、そねみ、ひがみ、やっかんでしまう。やがて、夫婦の関係もギクシャクしていき―
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作・演出の幸田です。
この作品は2013年に初演、2014年に再演しました。
第六回九州戯曲賞大賞もいただいた劇団の代表作です。自分で言うのもなんですがよくできた戯曲だと思います。
いつかまた再演しようと思っていたので、今回、キャストも一新してキビるフェスで上演することにしました。
演劇というのは基本的には個性を尊重する世界なので「自分らしさ」を大切にします。
俳優にも「自分らしさ」を求めるし、脚本や演出にももちろんそうです。
しかし、じゃあ本当に自分らしいのかよ、というのはいつも疑問に感じてしまいます。
自分らしいといいながらも、結局それはどこかの誰かが既にやったことの真似をしている、なんてことがよくあるからです。
「自分らしさ」を獲得するのは並大抵のことではありません。大変苦しい。
しかしこの「自分らしさ」というやつ、演劇だけではなくて現代ではみなさん求められていることですよね。
「自分らしく生きなさい」「あなたらしくいて」色んな所でこのワードが顔を出します。
それでみんな「自分らしくいなきゃ。自分らしくいることが人生を充実させるキーになっている」と
思いこまされている気がしてなりません。自分らしさなんてそう簡単に獲得できるものではないのに。
この作品はそういう観点でも書かれていて、そのあたりがよくできている戯曲なわけです。
というわけで、全国各地より名だたる団体がやってくるキビるフェスに出しても恥ずかしくない作品だと自負しています。
パピオビールームに2階建てアパートをどーんと建てますので、ぜひ、ご来場ください!
※上演時間は約105分を予定しています。
■出演
永倉亜沙美 唐島経祐 坂井操 大塚雄太 萩原あや をとん。 峰尾かおり 幸田真洋
■期間
1月31日(水)~2月3日(土)
■会場
パピオビールーム大練習室(福岡市博多区千代1丁目15-30)
■公演日時
1月31日(水)19:30~
2月1日 (木)19:30~
2月2日 (金)14:30~▼/19:30~
2月3日 (土)14:30~★
※開場は開演の30分前
▼2月2日(金)14:30~の回終演後、バックステージツアーあり。
★2月3日(土)14:30~託児あり。劇団までお問い合わせ下さい。
■チケット
前売:1,800円/当日:2,000円
取扱:
劇団HallBrothers
http://www.h-bros.netこりっちTicket
ローソンチケット (Lコード:83284)
■お問い合わせ
℡.090-8410-4267(ハギワラ)
Mail:
seisaku@h-bros.netURL: http//www.h-bros.net