三枝監督からのメッセージ です
私の演出(演技指導)の武器は
「誤読」と「偶然性」です。
人間の行動は矛盾に満ちています。
芝居の登場人物の言動が理路整然と行われては
たまりません。
観客たちの予想を裏切ってこそ笑いが生まれ、
ガッテン!するのです。
どんな優れたスクリプトでも青写真にすぎません。
誤読という武器を携えて、
いかなる矛盾撞着をも踏み進んでいかなくてはなりません。
「映画は監督のもの、舞台は役者のもの」と言います。
幕が上がれば、セリフを忘れた、間合いがおかしい、
いろいろなことが起こるでしょう。
でも、それが見事に傑作を生むこともあります。
神頼み、偶然性ですね。
。
・・・基本は芝居!!
今回は、落語ブームを反映して、
落語の世話物「千両みかん」を題材に
寸ドラを皆さんに試みてもらおうと考えています。
ボー読みでは困りますが、
その人その人の個性を生かした演技指導を
していきたいです。
いつも笑っているようにみえる顔とか・・
ウソっぽい顔とか?
天才役者でも、そんなに性格の違った役をこなすことは
出来ません。
せいぜい、二つです。
ですから、この役はどんな人生を歩んできた人だろう?
セリフ一言でも、
そうしたことを分析するのが楽しいのです。
そして演技の基本はやっぱりリアリズムです。
「じぶんのキャラクター」を再認識できるチャンス!!
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